法話
引用 よく若い方々が言うのは、「会社の仲間で気に入らない人がいる」というようなことです。「自分は頑張っているのに、その人がわざと嫌な言葉をかけたり、妨害みたいなことをいろいろするんです」などと、自分がよい人間で向こうは悪い人間という感じでし…
引用 自力・他力というのは差別的な思考で偏見です。自力というのは自分だけでぜんぶやるという意味ですが、できるわけないでしょう?無智で煩悩のどん底にいても右も左もわからない人が、どうやって自分で道を開くのでしょうか?他力といっても、我々には他…
引用 お釈迦様の教えは今もたくさん残っていますが、それらを一つずつ探していくと、自分の性格に合っている、自分に理解しやすい教えが必ず見つかります。 私見です。 自分の性格に合っているとか、理解しやすいとか・・・ 日常生活では、いろいろな場面に…
引用 前略 だから、生き続けるために「苦」が必要です。苦があるからこそ、苦をなくそうと努力します。それが生きることです。 後略 私見です 例えばお腹がすく、ってのは、苦の感覚ですね。 すごい空腹は、なんだか切ないです。 で、コンビニでパンを買って…
引用 我々は自我を張って「私がいる」ことを前提に狂暴に生きていますが、生まれた時から死ぬまで、自分の希望、自分の考え方というのはぜんぜんどこにも通じたことがありません。目をそらさずに発見してください。老衰で寝たきりなっているわがままな人を観…
引用 前略 それが社会的な地位であろうが、名誉であろうが、どうでもいい話でね。あるいは「覚りを目指すことと社会的な成功は別なんじゃないか」とか、そういう世間が思っていることは、「買い物に行ったら、どんな袋に入れてくれるのか」を心配するような…
引用 「自分の意見は正しいかもしれません。間違っているかもしれません」という態度をとってみましょう。 中略 他の人が言ったことを鵜呑みにせず、自分の意見も鵜呑みにせず、それぞれの意見を突き合わせて理性で考えます。 ふと浮かんだ自分の意見さえも…
引用 「自我を捨てなさい。執着を捨てなさい」と言われると、人は嫌な気分になります。「こんな大事なもの、捨てなさいと言われても捨てられるわけない」と思います。ブッダの話を聞くと、大損するのではないかと思ってしまうのです。 しかし、自我を捨てて…
引用 前略 全ては与えられたものです。それなのに、与えられていないものを取る愚か者もいるのです。与えれたもので命をつなぐのは自然の流れです。命は独立しては成り立ちません。ですから、人がエゴイストであるならば、その時点で命の法則を破っているの…
引用 欲を「ニーズ」と「余分」に区別して生きる人に、「知足」という満足感が生じます。欲があっても楽しく生きられます。 「小欲」「知足」は幸福になるためのポイントです。この二つを実行してみましょう。現代人は肉体の奴隷です。そうではなく、「人間…
引用 感謝とは怒りに対する解毒剤の一種です。仏教が推薦する感謝は、明確で具体的なものです。食卓にごちそうがそろったら、皆単純に「いただきます」と言いますが、それはマナーにすぎません。自分が食べることだけを気にしているのです。今度はぜひ、食卓…
引用 前略 人間というのは、いつでも「私は正しい。相手は間違っている」と思っています、それで怒るのです。 後略 私見です。 「怒るな」と言っても怒る原因の多くはこれでしょうね。 「自分は正しい」と思うのは、はまりやすい罠みたいな感じがします。 こ…
引用 みんなが自分のことを褒めているときに怒らないのは、当たり前ですね。そういうときに「私はあまり怒りません」などと偉そうなことを言うのは感心しません。条件がそろってしまえば、すぐに怒ってしまうかもしれないのですからね、怒る条件がそろってい…
引用 心は思い通りにならないと、反対の行動をします。好きなもの、欲しいものに向かって走ることを邪魔されたら、ものすごく破壊的になって、恐ろしいことをするのです。 中略 世にある犯罪のほとんどは、希望が叶わないときに起こる破壊的なエネルギーが原…
引用 価値とは執着です。 何かに価値を見いだすことは、そのものに対して執着が生まれたということです。 「あの宝石はすごいなあ」とはポジティブな執着です。「あの人は大嫌いだ。私の敵だ」とはネガティブな価値の執着です。執着の結果は悩み苦しみだけで…
引用 世界はあなたの都合に合わせて動くものではありません。「うまくいってほしい」と思うのはあなたの自由ですが、自分の希望通りに動くはずはないと理解しておきましょう。地球が自転公転するのと同じく、生命世界も法則によって回転してます。 そこに私…
引用 世の中というのは、気に入るものよりは、気に入らないもののほうが多いのです、希望が叶うよりは、失望するケースが多いのです。 私見を続けます。 うむ、これは日常生活でも実感しますね。 ちょっと身体を使ったりすると、あちこち痛くなります、若い…
引用 いいことをしようとしても、相手から「結構です」と断られてしまうことがあります。思わず力んで、お年寄りに席を譲ったりすれば、断られることでしょう。それはいいことをするのに慣れていないからです。 脱線のうえにバリバリの私見で恐縮です。 なん…
引用 過去のことを思い悩む人は、間違いなく不幸になる訓練をしているのです。 私たちは、すでに終わったことなのに、「あんなことされた」「こう言われた」と、思い出しては、悩んだり悲しんだり怒ったりします。 悩み続けるのは、矢が刺さったまま抜かずに…
引用 結果を気にすると、失敗する可能性が高くなります。 よい結果を出そうとして、プロセスが見えなくなるからです。プロセスが見えなくなると、期待した結果は出てきません。 結果よりもプロセスが大事なのです。 プロセスを正しく分析して、因果関係を理…
引用 一日十枚しか原稿を書けない人に、十日で四百枚書けと言っても、できないのは当たり前です。それは断るはずです。 一日百枚くらい書ける人が、(四百枚書けと言われ)「一か月ください」と言って、一か月たったところでまだ原稿ができていないとします…
引用 前略 例えば、大地震を想定して準備をしても、大地震が起きたとき、実際にどうなるかは誰にもわかりません。 すべての条件は刻々と変化しているからです。だから、どんな変化にも、瞬時に適応できる心の柔軟性が大切なのです。 私見です なぜか、先生の…
テキスト引用 文明が進歩し、生活環境は便利に快適になりました。さまざまなトラブルに対処するために、法律を定めたり、システムを作ったりしますが、本質は何も変わっていません。 それは結局、「人」が変わっていないからでしょう。 環境がどう変わろうが…
引用 しっかり生きるとは、そのときそのとき、やるべきことを、きちんとやるということです。 私見です まっさきに連想したのは下記の動画です。 ティッシュペーパーを折る瞑想ですね。 『観察――「生きる」という謎を解く鍵』発売記念動画―アルボムッレ・ス…
引用 「いま苦労すれば将来、幸福になるだろう」という考えには、幸福になる保証はありません。 主観に満ちた私見です 良い結果を出すために苦を労して物事をやるんでしょうね。 「苦しい、しんどい」と思いながらやるんでしょうね。 でも、結果が出る前に死…
引用 いまの瞬間に徹すれば、苦があっても、なんのこともなく瞬間的に対応できます。 私見です うむ、どうすれば「いまの瞬間」に徹することができるか? ですね。 観察能力を上げることが大事なような気がします。 関連法話 j-theravada.net 話は思いっきり…
本日は下記の本より 原訳「法句経(ダンマパダ)」一日一話 作者:アルボムッレ・スマナサーラ 発売日: 2016/02/04 メディア: Kindle版 引用 30 こわれなければ創造はない 「すべてのものは無常である」(諸行無常)と 明らかな智慧をもって観るときに、 人…
引用 失敗して怒ったり悔しくなって、次はやみくもにがんばろうとする人がいます。 しかし、そういう人は、次も失敗するでしょう。 私見です ちょっとヒントになる法話 j-theravada.net 失敗するとどうなるか 「怒り」とか「後悔」の気持ちが生まれたりしま…
引用 自分が精一杯がんばったなら、それが結果でしょう。 自分でできる範囲のことしかできないのだから、出た結果は、それで仕方なにのです。 結果を考えるべきではなく、行為を考えるべきなのです。 失敗の多い人は、結果ばかり考える人なのです。 私見です…
引用 結果よりも、行為を喜ぶことが大切です。そうすれば、何事も楽しく行えるのです。 私見です よくスポーツ選手のインタビューに「結果がすべてですから・・」という受け答えを聞くことがあります。 そりゃあ結果が全てなのはわかります。 でも、なんとな…