「原訳 法句経 一日一話」より
敵同士、憎しみ合う同士が
とろうとする態度よりも恐ろしいことを、
邪(よこしま)に育った心は、
自分に対して行うのだ。
(ダンマパダ42)
憎んでいる者同士って、手が付けれないくらい最悪ですが、憎む相手よりも、自分自身に対してひどいことをしている、とのことです。なんだか救いようがないですね。自分が自分の敵になる、そこに成長はないですね、退化してしまう。
抜粋
お釈迦様が教えられたことは、「自分の心がどのように動いているのかをよく観察する」ということです。心というものは、見たり、聞いたり、触ったり、味わったり、嗅いだりすることで、いろいろな変化が起こります。しかし、そこにはある種の法則があります。それを「よく明瞭に観なさい」というのです。あらゆる問題は、「今、ここの自分自身」に気がつかないために起きているのです。だから心を浄める道とは、「今、ここの自分自身」に気づくことなのです。
抜粋終わり
放っておくと、すぐにロクでもないところに堕ちてしまう。そんな状態がイヤならば。
ひたすら観察して、気づきなさい。ということでしょうか。