お釈迦様のもともとの教えに近いと言われるパーリー語のテーラーワーダ仏教には呪文がありません、お釈迦様の言葉は簡潔で隙や無駄が無く、難しいのもありますが、具体的で理論的でわかりやすく、意味のある言葉を語ります。仏教と呪文はまったく無縁です。
だから、お経に呪文はありません。
パーリ―語のお経を唱えると、終わりや中間に「サードゥ(善き哉)、サードゥ、サードゥ」
という言葉を唱えますが。呪文ではありません、意味のある言葉です。
あと、最後に「三宝のご加護がありますように」と、みなさまを祝福して終わります、三宝は仏法僧のことです。
呪文でお経を締めません。
般若心経の呪文の部分を見てみます。
赤文字はパソコンで出ませんでした。
「般若心経は間違い?」から抜粋
ゆえに知るべし、般若波羅蜜多は、これ大神呪なり、これ大明呪なり、これ無上呪なり、これ無等等呪なり、よく一切の苦を除き、真実なり、虚ろならざるがゆえに、と。
般若波羅蜜多なる呪を説く。すなわち呪を説いていわく、
掲帝 掲帝 波羅掲帝 波羅僧掲帝 菩提僧ワカ
般若波羅蜜多心経
驚きました、なんの脈絡もなく「これがすごい呪文である」と宣言したのです。こうなってくるともう、迷信依存症の人に語っていることになります。呪文やら方位学や風水やら、タロット占いやら、そんな程度の非科学的な占いを信じている人に語っていることになってしまうのです、こちらも「屁理屈に付き合って、真剣に分析して損をした」という気分になります「般若心経」は知識的に分析する経典ではない。 抜粋終わり
なんだか疲れてきました、呪文には意味がないし、意味のない言葉には力がないし、人々の幸福を願っているわけでもないし、俺、なにやってんだろ・・。
気になる方は、どうぞお調べ下さい。