日本文化、いろいろな経済活動、カネカネにまみれると、「お布施」という言葉に身構えてしまいますね。
お寺に出すお金のことでしょ?
お坊さまにあげるお金のことでしょ?
戒名のお礼?
お葬式のお礼?
法事のお礼?
具体的な金額を提示して、お布施を請求するお坊様もいるとか・・・。
日本のお坊様は、我々と同じ在家で、僧侶というより僧職をされているので、生計を維持するために、かかった費用をお布施という名目で請求するのでしょうね。
経済活動の一翼を担っていますね。
ここまで書いて、仏教徒であるわたしは悲しくなってきた。
「単なる個人の生計だ! なんの役にも立ってないぞ! みんなの役に立ってないぞ!」
気を取りなおして
スマナサーラ長老にしても、テーラワーダ仏教のお坊様は、経済活動は一切禁止されているので、在家の方々が支えなければいけないです。
お釈迦様とお布施について、藤本先生の本を引用します。
「お布施ってなに?」経典に学ぶお布施のお話
はじめに
「どうすれば、みんなと仲良くなれるでしょうか?」と尋ねた天人に、お釈迦様はいとも簡単に、「あげれば、みんなと仲良くなれます」(『相応部』1巻373ページ)と答えておられます。
奪おうとしたり、物惜しみしたりせず、ただ、あげたり、してあげたりするだけで、みんなが仲良くなれます。お布施は仏教徒だけでなく、すべての生命が仲良く生きる基本なのです。
べつに、お金やモノじゃなくてもいいです。
役に立つことをしてあげれば、誰でもみんなと仲良くなれます。
これが、お布施の基本の基本。
お釈迦様とお布施について、もう少し調べます。