「一分で読むブッダの教え」より
我々は世間で何者であっても、どんなに偉くなっても、母親の前では子どもです。それが親孝行ということなのです。
ですから、素直に母親の前ではしっかり子どもに戻りましょう。甘えたりするのが一番いいのです。お母様は大変かもしれませんけど、それで母親は精神的に元気になります。明るくなります。
最後まで親を悩まさず、明るく生きてもらうことが親孝行だと思います。
45歳過ぎて、母親の作る「おはぎ」の美味しさが、やっとわかりました。
あずきを煮て、あんを作り、けっこう手間がかかっているのですが、若い頃はそれがわからず、文句を言って残したりして、無礼だったと思います。
大変、申し訳ないことです。
歳をとって、甘いものが好きになりました。
店でもおはぎは売ってます、どこでも手に入れることができますが、あんが美味しくないです、母親のあんはとても上品な味です。
ここで初めて、母親の「おはぎ」のありがたみを思い知ることになります。
どこにも無いことを思い知ることになります。
実家に帰るたびに、母親に「おはぎ」をねだります。
あずきから作るのは面倒だと思うのですが、嫌な顔ひとつせず作ってくれます。
ありがたいです。
私にとって、母と子のシンボルは「おはぎ」です。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
生きとし生けるものが幸せでありますように。