勝義諦、第一義諦 パラマッタ サッカ
究極的真理、自性(性質)が変わらないもの、涅槃以外は無常で変化しているが、名色(ナーマルーパ)のそれぞれが持つ性質は変わらない。
よく禅寺とか、上杉謙信の座右の銘で「第一義」というのがありますが、ここから来てます。
パラマッタサッカの漢字訳ですね。
四勝義法 勝義法 第一義法 パラマッタ ダンマ
法ですね、自性が変わることのない法
4つあります
1・心 Citta 所縁(認識対象、色声香味触法)を知る働きを持つ 89ある
2・心所 Cetasika 心と同時に生じ同時に滅し同じ所縁を取り同じ認識器官に依存する
52ある。
3・色 ルーパ 物質のこと、暑さ寒さで変化するもの 28ある
4・涅槃 ニッバーナ 悟りの心(出世間心)で認識できるもの、苦の完全なる滅。
だんだん、難しくなってきました。
アビダンマッタサンガハでは、ここから徹底的な心の分析になるのですが、先生は勝義諦以外のこと、「施設(せせつ)」の説明をされました。
施設 世俗諦 世間一般的に真理だと思われているもの
勝義諦だけでいえばナーマルーパだけがあり男女は存在しません。
世俗諦的に言うと男女は存在します。
施設には2種あります
義施設
勝義諦からみると、人、天、畜生などは存在せずナーマルーパが生滅しているだけといえるが、世俗諦から見ると存在するといってよい、人、天、畜生など名前ではなくその指し示されるもの又は概念など。
声施設
義施設の呼び名、呼ぶことによって知らせる声、音。
心、心所、色、涅槃そのもは第一義に存在するが、それを知らせる声、音は施設である。
私の理解
勝義諦と施設の違いがわかり、あと、ナーマルーパがわかると、冥想の助けになりますね。
冥想でナーマルーパを観察する大切さをアビダンマで学ぶことができました。
もっともっと続きますが、今回はこれまで
生きとし生けるものが幸せでありますように。