ビジネスマンが読むような本や雑誌はまったく読まないですが、たまたま資源ゴミのカゴの中にあり、明らかに所有権を放棄されたビジネス雑誌があったので読んでみました。
特集で
「スマホ&ネットすごい活用術 高年収VS低年収 ネット活用の違い解明」
高年収層と低年収層のアンケートをして、「あなたもこうすれば高収入になれるかも」と、なんだか煽る見出しです。
内容は
「低年収層はネットを使わない仕事が3割」
「高年収層は通勤中にメールをチェック」
「低年収層はLINE、高年収層はFBとツイッターを愛用」
「若手高年収層の半数がネットで語学勉強」
「ポケモンGO、若手高年収層は5割が経験者」
「高年収層は自分の価値を上げるためにネットで発信」
まだいっぱいあります。
つまり、アンケートを通して「 低収入から高収入になるためには、こんなやり方があります、高収入の人はみんなやってますよ」という内容。
アンケートだって、自社で勝手にやっているものだから、正確かどうかわかりゃしない。
日本のビジネスマンって、本当にこんな内容のビジネス雑誌を読んでいるのでしょうか?
マジに信用しているんでしょうか?
仕事を頑張って自分の収入を上げることは大いに結構です。
でも、収入って手段なので、目的じゃないです。
なんのために仕事をするのか?
収入は仕事をした後の、社会の自分への評価です。
以下、 私の仕事の基本的な考え方です
なんのために仕事をするのか?
自分の役に立つこと
周りの生命に役に立つこと
全ての生命に役にたつこと
収入はその「おまけ」です。
「おまけ」である収入が目的となったらおかしなことになります。
「おまけ」のために自分の時間を犠牲にし、「おまけ」のために家族と不和になり、「おまけ」のために体を壊し、「おまけ」のために心の具合も悪くなる。
そんな「おまけ」はいらないなあ。
ビジネスマンである前に人間ですから、人間として、もっと、自分にとって大切なことがあるし、自分を大切に出来る人は、他人も大切にします。
これからのビジネス雑誌は、格差を面白おかしく煽るよりも、低収入でも高収入でも、やりかたひとつでこんなに幸せになりますよ、周りも幸せになりますよ。
もっともっと楽しくなりますよ。という内容がいいですね。
自分にも、周りの人にも、全ての人にも役に立たない内容でしたので、雑誌は資源ゴミ行きになりました。
生きとし生けるものが幸せでありますように