ジャータカのよもやま話

テーラワーダの在家仏教徒 身の回りのことを地味に書いてます。

慈経(メッタスッタ)を覚える(19)第七偈 第三行目、第四行目、どこへ慈しみを向けるのですか?

母のような慈しみの心をどこに向けるのでしょうか?

 

すごく、卑近な例で恐縮です。

 

台所にゴキブリが出ました。

ゴキブリに対しても、母のような慈しみの心で接する、ということです。

 

お部屋に蚊が現れて飛んでます。

その蚊に対しても、母のような慈しみの心で接するということです。

 

生き物は、生き物で、別に人間に害を与えようと思って生きているわけではありません、ただ生きるための活動をしているだけです。

 

それを見て、人間の都合を優先する勝手な主観(正しいかどうかもわからない)を振り回して、ゴキブリや蚊を追い回してつぶしたりする。

 

普通に生きているゴキブリや蚊にしてみるといい迷惑です。

 

お互いの都合がぶつからないように、「逃がせ」ばいいだけの話です。

 

慈しみがあれば、お互い仲良く生きる知恵を出そうと頑張るのではないでしょうか。

 

 

 

 

 

 

第七偈

 

マーター ヤター ニヤン プッタン

アーユサー エーカプッタマヌラッケー

エーワンピ サッバ ブーテース

マーナサン バーワイェー アパリマーナン

 

あたかも母が、たった一人のわが子を、

命がけで守るように、

そのように全ての生命に対しても、

無量の(慈しみ)の心を育ててください。

 

第三行目、第四行目です

エーワンピ サッバ ブーテース

マーナサン バーワイェー アパリマーナン

 

 

分解します

 

エーワン

このように

 

また

 

サッバ ブーテース

すべての生き物たちに対して

 

マーナサン

(慈しみの)こころを

 

バーワイェー

育てるように

 

アパリマーナン

(ア)否定

(パリマーナン)制限

(無制限の)

無量の

 

 

くっつけます

このように また すべての生き物に対して 

無量の(慈しみ)のこころを 育てるように

 

協会訳

そのように全ての生命に対しても、

無量の(慈しみ)の心を育ててください。

 

正田先生訳

また、このように、一切の生類にたいし、無量なる(慈愛)意を修めるように。

 

 

 

 

生きとし生けるものが幸せでありますように。