テーラワーダのお坊様にカティナ衣法要の質問をしました。
上記記事だと、雨安居が成立していないと思うのですが、法要が行われ、衣が渡されました。
どうしても疑問だったので、お坊様に質問しました。
お答え
「それは文化ですね、仏教の戒律にのっとっていない仏教行事は文化です」
フェスティバル、文化だと思えばいいです。
本当はお釈迦様あっての行事です。
仏教を差し置いて、フェスティバルの段取りの心配をしたり、食事の用意の心配をしたり、お布施の心配をしたり・・、そのことで消耗したら、本末転倒です。
お坊様もそういった落ち着かない状況に引っ張られてはいけません。
慈経の第二偈に正しいお坊様の様子が書いてあります。
第二偈
サントゥッサコー チャ スパロー チャ
アッパキッチョー チャ サッラフカヴッティ
サンティンドゥリョー チャ ニパコー チャ
アッパガッボー クレース アナヌギッドー
足ることを知り、手がかからず、
雑務少なく、簡素に暮らし、
諸々の感覚器官が落ち着いていて、賢明で、
裏表なく、在家に執着しないように。
足ることを知り、手がかからず、
雑務少なく、簡素に暮らし、
本当はお坊様も在家もこれに限ります。
余計な雑務を減らし、心に関することを務め励む。
日本の仏教も「文化」といえる行事がたくさんあります。
その国々の文化は尊重します。
でも、「お釈迦様と仏教」と「文化」をごちゃまぜにするのはNGです。
この部分は気を付けていきたいと思います。
生きとし生けるものが幸せでありますように