法話では、お坊様が何度も「こころの汚れを落とす」という話をされてました。
悪行為をせずに善行為をすることも大事ですが、わざわざ善行為を意識していなくても、心の汚れに気づいて、心に付いた汚れを落とすことも大きな善行為だと思います。
お経にもあります。
「諸仏の教え」、第一偈の二行目に心の汚れを落とす、という記述がありました。
心の汚れについて、詳しい記述も見つけました、ご覧ください。
根本仏教講義、1.釈尊の根本的教え (9)心はこんなに汚れている (No9)
ちょっと引用しました。
例えば窓ガラスが汚れていて外の景色が見にくくなっていれば、だれでもすぐ窓を拭いて汚れを取るでしょう。机の上がきたなければティッシュなどで拭き取りますね。汗や垢で身体が汚れれば風呂に入って流し落とすでしょう。心も同じことなのです。心もやはり穢く汚れているのです。ただ、窓や机や自分の肉体の汚れは目で確かめられますからすぐ気がついて、汚れを落とすことができますが、心の汚れは目に見えないだけに気がつきにくいのです。でも、実は心こそイの一番にその汚れを落とさなければならない重要な人間の課題といっていいのです。
まずは全てを置いて、こころの汚れを落とせ、ということです。
心の汚れというのは、こころの中はグチャグチャ、エンドレスな妄想、感情のかき回し状態。
汚れを落とすということは、上記の状態をストップさせるということですね。
その方法はみなさまお調べ下さい。
調べて、実践するだけでも、かなりの善行為になりますね。
生きとし生けるものが幸せでありますように。