良寛さまについては、書や和歌、その残した芸術について興味のある方もいるかもしれないし、その生き方に惹かれる方もいるかもしれないし、史実に忠実に研究したい方もいるかもしれないし、いろいろな動機で良寛さまに接している方がいると思います。
私は、仏教徒のお手本みたいな生き方に、興味を持ちました。
書や詩歌はまったくわかりません、仏教なら若干わかりますので、興味を持って読んでます。
子ども向けの本「良寛さま」と「続良寛さま」を書いた相馬御風のことを詳しく知りたいと思い、「大愚良寛」を買ってしまいました。
B5版の立派な本です、初版は大正7年、手に入れた本は校註版です、ひどい浅学の私にには校註版はとてもありがたいです。
相馬御風の緒言のひとつを引用します。
本書は良寛和尚と言う一個の人物の生涯や人格をどうしたら明らかに世に伝えることが出来ようかという目的によってよりも、むしろ私一個人の修養を目的としての研究と味索との結果として出来上がったのである。随いて若し私の此の研究がみづからの為めになった如く、多少とも之れを読んでくださる人々の為めになることがありとすれば、それは私にとりて更に新たな歓びたるべきである。
恐縮ですが、私のブログの目的もこれに似てます。
私なりの勉強の結果が、ただの個人の見解にすぎないのですが、ちょっとでも、もし読んでくれた方のお役に立てば、嬉しいです。
この緒言に共感しました。
良寛さまには仏教という観点で接していきたいです。
お幸せでありますように。