心心所の対応関係です、一番難しかったので復習します。
純粋にメモですので、興味の無い方はスルーでOKです。
心
所縁(認識対象、色声香味触法)を知る働き
心所
心と同時に生じ同時に滅し同じ所縁を取り同じ認識器官に依存する、心を飾るとも譬えられる。
それぞれの心所がどの心と対応するか 相応の仕方
それぞれの心がどの心所と対応するか おさめ方
例
共一切心心所7(触、受、想、思、一境性、命根、作意)はすべての心(89)と相応します。
89の内訳
不善12、無因18、欲界浄心24、色界15、無色界12 + 出世間8
合計89になります。
すべての心は共一切心心所7と一緒に生じます。
二つの五識(眼耳鼻舌身x2 不善・善)は共一切心心所7と生じる。
共一切心心所
心が生じたら必ず一緒に生じる基本的な心所、善不善に関係なく生じる。
いよいよ難しいです
例
尋
心心所を所縁(対象)に向かわせること
この場合、尋は禅定に関わる心所なので、89ではなく、121に分別する。
尋、伺、喜、楽、一境性は禅定に関わります、121の分別になります。
121の内訳
不善12、無因18、欲界浄心24、色界15、無色界12 +出世間の詳細40
合計121
まずは、相応しない心をあげます。
二つの五識(眼耳鼻舌身x2 不善・善)10
初禅でヴィッパサナー瞑想をして悟りに至った場合、第二禅から第五禅は当てはまらなくなります、興味深い数え方です。
第二禅(善、異熟、唯作)3
第三禅(善、異熟、唯作)3
第四禅(善、異熟、唯作)3
第五禅(善、異熟、唯作)3
出世間心でも同じくです。
出世間心第二禅 8
出世間心第三禅 8
出世間心第四禅 8
出世間心第五禅 8
無色界でも当てはまらないのですね。
無色界善心 4
無色界異熟心 4
無色界唯作心 4
以上の合計が66
尋が相応しない心は66
すべての心121から66を引きます。
121-66=55
尋が相応する心は55になります。
まだ、あいまいな部分がありますが、なんとかできてうれしい。
お幸せでありますように。