苦情殺到桃太郎
2017年度全国キャンペーン:苦情殺到!桃太郎|ACジャパン
ネットでは、匿名や顔が出ないことをいいことに、こころない言葉を目にします。
それを突いたCMです。
言葉って、その人の心の状態を表します。
落ち着かないことば、乱暴なことば、自分ひとりで唱えるだけならいいですが、ネット社会では、その言葉を乱暴に投げつけることができます。
仏教では十悪があり下記になります。
一 殺生(せっしょう) 生き物を殺すこと。
二 倫盗(ちゅうとう) 盗むこと。
三 邪淫(じゃいん) 邪まな行為。
四 妄語(もうご) 嘘をつくこと。
五 悪口(あっく) 悪い言葉で人の心を傷つけたり、貶したり、誹謗したりすること。
六 両舌(りょうぜつ) 人の仲を裂くためや調和を壊すために噂話をすること。
七 綺語(きご) 意味のないことを話すこと。無駄話。おしゃべり。これは時間と頭の知識を無益に浪費します。
八 貪欲(とんよく) 強い欲望(abhijjhâ)
九 瞋恚(しんい) 強い怒り(vyâpâda ビャーパーダ)
十 邪見(じゃけん) 見方が間違っていること(micchâditthi ミッチャーディッティ)
10種類の悪行為です。
上から下にいくほど罪が重くなります。
ネット上のこころない言葉は、5番目の悪口(あっく)になります。
殺生より罪が重いのです。
それだけ、こころの状態が悪く、ヤバイんでしょうね。
でも、悲しいかな、自分ひとりでこころの中で悪口(あっく)を唱えるのも悪行為です、その言葉を人に投げつけたら、さらに悪行為の上塗りです。
でも、悲しいかな、自覚なくやっている方が多いです、悪行為のど真ん中にいます、でも自覚や気づきがないからど真ん中にいる自分にさえ気づきません。
心ない言葉を投げつけられたら、ひょいとかわせば相手は汚れることはないです。
でも、投げた人の手は汚れています。
その汚れた手をどうするんでしょ?
気づかないうちに自己破壊してるんでしょうね。
ましてや殺生より重い罪を犯しているんですけど・・・。
悪口(あっく)は、どの角度から見ても、見事なくらいまるでいいことがありません。
悪口(あっく)は、成すことがたやすい罪なので、私も犯す可能性があります。
日頃の些細な行いに注意です。
生きとし生けるものが幸せでありますように