仏教の戒と律が気になって、あれやこれや調べました。
時代を経るにつれ、戒と律がごっちゃになったり、大乗仏教だとなにがなんだか状態で、全然シンプルではありません。
一番わかりやすい説明は、やっぱりここでした。
パーリ語仏教用語集『VINAYA, SÎLA(ヴィナヤ、シーラ):戒律』
ヴィナヤは既に決まっている普遍的な決まり、シーラはヴィナヤの項目でもあるけど、シーラはヴィナヤの具体的な実践です。
チエリさんのブログから、「シーラはトレーニング」
thierrybuddhist.hatenablog.com
幸い??、在家は5つですね。5つ守ればいいです。
1.私は殺生はしません、
2.盗みません、
3.邪な行為はしません、
4.嘘はつきません、
5.酒・麻薬などは摂りません
在家は、あれやこれや考えずに、うえの5つを守っていけばいいのではないしょうか?
話は変わります。
詳しくは知りませんが、最近、お坊様がパーラージカ違反をした、と在家がネット上で出した、という事件がありました。片方からの主張のみでよくわからん事件です。。
パーラージカは、俗世間ではなくてサンガ内で行われる律です、違反したお坊様は、サンガ内の律によって、告罪、罪からの離脱、粛々と手続きが行われます。
単なる手続きです。
そこに、在家の場所はありません。在家は介在できません。
また、そのお坊様はどこのサンガにも所属していませんので、パーラージカという言葉が当てはまりません。
なんだかもうメチャメチャな事件ですね。
「他人が戒律を守っているかどうかは関係ない」
これが、一番正しい答えです。
その在家はお坊様の戒律違反云々より、せめて自分は五戒を守っているか・・・・。ですね。
自分のことは棚にあげて、人のことばかり気になり指摘すると、ものごとがメチャメチャになりますね。
胸に手を当てると、私にも当てはまります。(娑婆で裁かれる犯罪はしないと思いますが・・・)
生きとし生けるものが幸せでありますように。