笑い話になります。
家内の知り合いの看護師さんが、95才のおじいさんに。
おじいさんは非常に状態が悪く、酸素吸入、体にはチューブが付いていた状態。
おじいさん
「看護婦さんかわいいなあ」
看護師さん
「あっ、ありがとうございます」
おじいさん
「かわいいなあ、わしとやらんか」
看護師さん
「・・・・・・」
家内によると、「95才のおじいさんにナンパされてしまった・・」とのこと。
でも、おじいさんは、次の日に亡くなったとのこと。
「灰になるまで・・・」というか、なんと申しましょうか・・・。
律を読んで気づいたのですが、
比丘(男性です)が学ぶべき律、パーティモッカの学処として
パーラージカ四条
サンガーディセーサ十三条
アニヤタ二条
ニッサッギヤパーチッティヤ三十条
パーチッティヤ九十二条
パーディデーサニーヤ四条
セーキヤ七十五条
以上があるのですが、その中で気づいたのは、性行為や女性に関することです。
パーラージカの第一条は淫法です。
サンガーディセーサの第一から五条は性に関することです。
アニヤタ二条は女性との関係で生じた問題。
あとは、こまごま、比丘尼や女性への接し方が書かれています。
仏教は、性行為や異性への接し方に関してけっこう規定してます。
『ごまかさない仏教』より引用
佐々木
全部でおよそ二百から三百の禁止事項がありますが、中でもとりわけ重罪とされている項目が四つあります。この四つの罪は波羅夷(パーラージカ)と呼ばれ、律の一番冒頭に示されています。もしこれを犯せば、サンガから永久追放になります。
宮崎
で、その四波羅夷(パーラージカ4条)の筆頭にあげられているのは「淫戒」つまり「性行為の禁止」です。(笑)
佐々木
そうなんです、すべての規則の一番冒頭に来るのが性行為の問題で、そこでこれがとても詳細に説明されるものですから、はじめて律を読んだ人は「なんて品のない本だ」と思うわけです。そのせいで律はゲテモノ扱いされてしまうことが多くて、苦労しています。律文献の中には、「律を読みながら笑ってはいけない」という規則があるくらい、一見、変な内容のものが多い。
私も「品がない」と思いましたが、過去、こういった判例が積み重なってきたのでしょう、仏教はいつも具体的ですので、具体性に上品、下品もありません。
仏教を調べると、最後にはチエリさんのブログに出会います。
ありがとうございます。
thierrybuddhist.hatenablog.com
仏教の目的は悟ることです、でも、性行為は障害になると長老は述べています。
ブッダラボさんより引用です
ですから、たとえば、性行為は罪ですか? というと、罪ではありません。
人間が喜んでやることだから。ご飯食べることも喜んでやるし。喜んでやることを何でもかんでも罪と言えません。
罪ではなくて、喜んでやるものには、ムチャ執着しちゃうんですね。
むちゃくちゃ執着しちゃうと、そこから離れなくなるんですね。依存してしまいます。依存したということは、成長が、もうそこでストップしてしまう。これが迷惑で、心を育てることができなくなってしまいます。
きちんと修行しなければ、死ぬ寸前でも台無しにする可能性があるし。
律は具体的な例を出しながら、「油断せずにがんばりなさい」と言ってるんでしょう。
死ぬ寸前まで油断は禁物です。
生きとし生けるものが幸せでありますように。