日本のお坊様のほとんど収入源は、エンディングとエンディング後のケアです。
でも、亡くなった方は、自分の死後は、自分の管轄外になり、自分も管轄外になります、あとはいま生きている方がどうお考えになるか、です。
ですから、お坊様の仕事も、いま生きている方にどう接するか、になります。
生きている方が収入源になるのですから。
お坊様の収入源は、生きている方の考え方ひとつです。
以前も書きましたが、読経と戒名は値札がつく商品になるのですね。
あと、アマゾンも利用できるのですね。
ここには、0.1パーセントのすごく薄まった状態で仏教があるのかもしれませんが、法事と法要は商品化できるということです。
こういった商品化ができるということは、昔から法事法要はお寺の収入源であり、お金が絡むことは商品にできます、そして自営業から企業経営に切り替えただけの話です。
そうなる状況をお寺様、お坊様は自ら作ったということです。
でも、せっかく、法事法要で、いま生きている方と向かいあうのですから、もっとやるべきことはあるのではないしょうか?
こんなサイトを見つけました。
お坊さんに質問、悩み相談できるQ&Aサイト - hasunoha [ハスノハ]
ここにいるお坊様は、いま、生きている方に相対しています。
法事法要も大切な仕事ですが、こういった悩める方の相談も大切な仕事ではないでしょうか?
相談カテゴリーから、件数を数えてみました。
1位
恋愛相談、人間関係 6193件
2位
自分の心、苦しみ 5079件
3位
生き方、心構え 4491件
4位
その他 955件
5位
仏教、お坊さん 832件
6位
不妊、妊娠、子育て 747件
7位
老病死 666件
8位
運命、見えない力、霊 570件
9位
冠婚葬祭、供養 502件
10位
お寺、行事、お参り 422件
これが社会のありようですね。
多くの人は人間関係や自分の在り方に悩んでいるのです。
お寺の主な収入源である9位、10位には関心は集まらないのです。
ただし、悩みごと相談は、トレーニングが必要です、法事法要よりかなり高度な仕事です、宗派によっては認定制度があるかもしれません、仏教をきちんと学んでいるお坊様はお釈迦様の教えに沿って回答します。
自己流のいろいろな回答があるかもしれませんが、いま生きている方に相対しているということで、日本仏教に対して少し救われた気持ちになります。
まずは、いま、生きている方のお役に立たないとですね。