ジャータカのよもやま話

テーラワーダの在家仏教徒 身の回りのことを地味に書いてます。

道徳の話 あれやこれや(2)

学校で道徳を教えるのですが、根本の話、大人が子どもに道徳を教える資格があるのですかね?

 

道徳の教科書

『私たちの道徳 小学校1・2年』42ページより

 

しては ならない ことが あるよ

 

うそを ついては いけません

 

ともだちを たたいては いけません

 

人の ものを とっては いけません

 

いじわるを しては いけません

 

悪口を いっては いけません

 

人の ものを かくしては いけません

 

 

 

以上のことは、大人もきちんとできないのに、子どもにやりなさい、というのは無理ですね。

 

だから、本当は道徳って成り立たないのですね。

 

と言うと、話が終わってしまうので、しょうもない大人だけど、善悪の話は聞いてください、という謙虚な気持ちで授業は進めないとです。

 

親も一生懸命上記の項目を守るように努力すべきですね、子どもは親の行為に敏感です、しっかり見ています、道徳を大事に守る親だったら、子どもも守るようになるかもしれませんね。

 

 

 

子どもは聞いてくるかもしれません

「どうしてうそをついてはいけないの?」

「どうしてともだちをたたいてはいけないの?」

「どうして人のものをとってはいけないの?」

「どうしていじわるをしてはいけないの?」

「どうして悪口をいってはいけないの?」

「どうして人のものをかくしてはいけないの?」

 

 

きちんと答えることができますか?

 

例えば

嘘をつくということは、人をだますということです、だまされた人は自分を信用してくれなくなります、誰にも信用されなくなると、この社会では生きてられなくなります、だから嘘をついてはいけません。

 

例えば

ともだちをたたくということは、ともだちの「生きたい」というこころを傷つけることになります、あなたは傷つけられて楽しいですか?ともだちをたたくよりも、困っているときにたすけてあげるほうがかっこいいでしょう。どうせするなら、かっこいいことしてください。

 

 

「しては ならない こと」の共通点は、すべて「かっこわるい こと」なんですよ。

人として かっこわるいんですよ。

 

以前、長老の法話でも、やんちゃな子どもに「かっこわるいですよ」よ長老が諭す話がありました、詳しくは覚えていませんが「かっこわるい」という言葉は覚えています。

 

 

あなたは、こんな かっこわるいこと するんですか?と言いながらも

 

因果に沿って、これをすればこうなる、と教えてあげれば、子どもはきちんと納得します、頭ごなしに「うそはいけない」と言っても反発するだけでNGです。

 

 

道徳の時間にどうでもいいことが書いてある分厚い教科書(わたしたちの道徳 小学校1・2年生でも176ページもあります)を読むよりも、道徳的に生きようとする親の地味な努力のほうが大事な気がするのですが・・・・。

 

 

生きとし生けるものが幸せでありますように。