仏教伝道協会発行『ブッダがせんせい』より
しつこく読んでいきます。
このブログを書いている時点で、世間がいろいろとにぎやかです。
大事な文章が改ざんされたり、無いと言ってた大事な文章が見つかったり、セクハラがあったり、嘘を言ってる可能性があったり、不適切な交際があったり。
大人は子どもに道徳を言うことはできませんよ。
道徳教育は根本から成り立ちませんよ。
自分のことを棚にあげて、あーせい、こーせい、と言っても、子どもは言うこと聞きませんよ。
世俗に塗れた大人が、文化や社会習慣や伝統に塗れた道徳を、知ったかぶりの顔で言ったところで、厚顔無恥、しょうもなさ、を子どもに見抜かれるんでしょうね。
道徳を知ったかぶりで言わないで、自分勝手な解釈で言わないで、人格者の言ったことをそのまま伝えればいいと思うのですが・・。簡単なことだと思うのですが・・。
この本はそういった目的に適っています。
主にダンマパダからの引用が多いです。
よく読んでみると「ん??」というのもあります。
こまかく読んでいきたいと思います。
4ページから引用
自分が
されたくないことは
きみも人にしては
いけないよ
すべての者は暴力におびえ、すべての者は死を恐れる。
わが身にひき比べて、
殺してはならない。殺させてはならない。
ダンマパダ129
このダンマパダは130偈、131偈につづくのです
すべての者は暴力におびえる。すべての(生きもの)にとって生命は愛しい。
みずからの身に引きくらべて、殺してはならない。殺させてはならない。
130偈
みずから幸せになろうと思って、そのために幸せを求めている他人に暴力でもって害するならば、その人は幸せを得られない。
131偈
本では「人のいやがることをしない」「自分がされたくないことは人にもしないこと」
相手の気持ちになって考えること「思いやり」の大切さが書いてあります。
学校や家庭なら上記の意味でいいと思いますが、「すべての者」はたぶん「すべての生命」です、生きてるだけですべての生命を害してますので、そこに気づくとが大事なのでしょう。
あと、人を害することで、その人がとても悲しむかもしれません、でも害したひとも、本人は自覚が無いかもしれませんが、本当はかわいそうなのです、気づかないままかわいそうなことになります。
だから、暴力をふるう、ひどい言葉を使う、金銭を使って害を与える、というのは、やった人、やられた人、誰一人得をした人はいない、ということです、慈しみから遠ざかる、ということです。
だから「殺してはいけない、殺させてはいけない」です。
誰ひとり得にもならないことは、とっととやめて、慈しみの心をそだてましょうよ。です。