先日、オウム真理教の幹部7名の死刑が執行されたというニュースがありました。
1995年のオウムの一連の事件以降、宗教についての見方が変わったり、「宗教は怖い」「宗教はうさんくさい」と思った方も多いのではないでしょうか?
宗教アレルギーも広まりました。
仏教の勉強会を行っていますが、「宗教の色眼鏡」で見る方もいます。
でも、日本の国はけっこう宗教漬けなんですけど。
家内安全、お守りを持つ習慣、学業成就、商売繁盛、病気平癒
でも、仏教を勉強すると、こういったものに興味がなくなります、なかなか面白いです。
さてオウムの話です。
私見で恐縮ですが。
宗教団体というよりも、洗脳集団です。
今回、初めて知りましたが、洗脳という言葉は中国からきているのですね。
日本語の「洗脳」は英語の「brainwashing」からきており、英語の「brainwashing」は中国語の「洗脳」の直訳とのこと。
洗脳は思想や信条を強制的に変えるだけでなく、判断能力や、自分で調べる能力も奪ってしまいます。
判断能力、調べる能力を奪われると、人のいいなりです。
これを悪用すると、やりたい放題です。
なんでもできます。
洗脳はテクニックなんですね。
自分の思想とか信条なんて、いとも簡単に制されて、誰かの都合のいい思想、信条に置き換えられてしまう。
思想、信条なんて、もろいものです。
上記のwikから引用です。
リフトンの研究[編集]
1954年-1955年に、香港で行った調査を基に、心理学者であるロバート・J・リフトン(ニューヨーク市立大学教授)は著書『思想改造の心理』の中で精神医学的観点から「洗脳」と言われる過程の分析を試み、中国共産党による「改造」(思想改造)「洗脳」を全体主義社会における心理として最も効果的な手段を持ったとした[13]。
リフトンによると、洗脳のテクニックには8つの要素がある
- 環境のコントロール
- 密かな操作
- 告白儀式
- 純粋性の要求
- 「聖なる科学」
- 教義の優先
- 特殊用語の詰め込み
- 存在権の配分
しかし、洗脳の効果についてリフトンは、帰国後、元捕虜が共産主義者として活動したのは一部であることなどから、洗脳プログラムは失敗である、とした[14]。
このテクニックは、なんだか宗教儀式に似てますね。
オウムは洗脳集団でしたが、他の宗教でもなんらかの洗脳のテクニックを使います。
先生とイケダハヤトさんの対談本です。
洗脳、マインドコントロール、オウム、本物とニセモノの見分け方、危険な宗教の見分け方、などなど、多彩な話を読むことができます。

仏教は宗教ではない ?お釈迦様が教えた完成された科学? 仏教は宗教ではない 前編
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先生は洗脳にかかったら、戻るのは困難だ、とおっしゃってます。
「脳が壊れている」から。
薬物依存に似てます。
抜けれないのです。
「戻れない」「抜けれない」は洗脳の一番怖い部分です。
ヤバイ団体を見抜く方法は
「信じなさい」とか、人権を無視して強制するものは、すべてアウトです。
疑うことです。
近づかないことです。
私のやっている仏教は、「疑うのはおおいにけっこう、まずはご自分で調べてみたらどうですか?」というスタイルなので、自分でやるしかないです、判断は各自にまかされます、勉強会も入退室は自由です。
これって宗教?
「仏教は宗教ではない」わたしも同じ結論です。