たしか、ある経典で、相手の落ち度を許さずダラダラ言う比丘がいて、お釈迦さまに叱られる、というのがありました。
— ジャータカ (@jataka_) July 17, 2018
一度許すと決めたら許す、それでおしまい、あとからグダグタ言わない。
在家も同じ。
リミットを付けずに許す。
一度許したら、それで終了。
理性で終了。 https://t.co/yqrV4Sc57A
この間のツイートです。
出典を見つけました。
増谷文雄著 「仏教百話」のP94に掲載されてました。
42 怒りの領へ行くなかれ 瞋恚
悪いことをした比丘がいて、その比丘が謝っているのに際限もなく大声でののしり罪をせめてやまない。
お釈迦様はこう諭しました。
「比丘たちよ、罪を犯して、罪を罪と認めない者はいけない。また罪を謝するのに、それを受け入れない者もいけない。その二つの者は、ともに愚かなる者とされる。比丘たちよ、それに反して、罪を犯して、罪を罪と認める者はよい。また罪を謝するのに、それを素直に受け入れる者はよい。その二つの者はともに賢き者と呼ばれる」
平凡な言葉ですけど、このようにできないこともあるし、相手が謝することをしなかったら、ますます心はこんがらがります。
増谷先生は、謝罪したら、受け入れて、後腐れなく、「おしまい」にする。
先生は、相手が謝ろうが謝るまいが、際限なく許しなさい、ということです。
そこで怒ったら、悪趣の者と同じだから、「それはイヤでしょう?」です。
「仏教百話」
しみじみいい本です、おすすめです。