7月29日(日)、浄聖院様で第11回アビダンマ基礎講座があり、アビダンマでいうところの「物質」の勉強をしました。
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現代科学の教育を受けた者には「ん?」というところもありましたが、まずは2500年前の祖師の理解ということで、勉強しました。
先生と法友との雑談で
「立場」の話が出ました。
大乗のお坊様で、大乗仏教で生計を立てているのに、宗祖様の教えを軽んじたり、自分の立ち位置を踏まえない発言はどうかな?という話でした。
大乗のお坊様だけでなく、ほかのお坊様でも、自分が生計を立てている宗派を軽んじるような発言をする方がいます。
世の中で生きている限りは、通常、何かしらの所属があり、そこで生計を立てたりするわけです。
そしたら、所属があると、自分の立場、立ち位置、というのが出来てくるわけで。
好む、好まざるにかかわらず、「立場」というのが出来てきます。
ご本人の「立場」ではありますが。
その立場をご本人はどう扱っているか?です。
とても参考になるのは、片山一良先生です。
先生は曹洞宗のご住職でもありますが、パーリ仏典の学者でもあります。
先生の著書に「ダンマパダ」があります、パーリ訳、注釈書のほか、道元様の教えを交えながら、違和感なく、お釈迦様の教えを伝えています。
ご自分の曹洞宗の僧侶という立場もブレることなく、仏教学者としてもご活躍されています。
しがらみの多い世の中ですが、片山先生の「立場」と「研究」を両立されていることは、とても参考になります。
立場をおろそかにして、好き勝手な発言をされているお坊様は参考にすべきと思います。
道元様の教えも学べます