害虫という言葉は使わないで、昆虫にします。
昆虫はたくましいです。
有機リン系の殺虫成分にも耐性をしめし、生き延びようとします。
次に人間は、殺虫成分を変えようとするのですね。
前回、不可逆的なアセチルコリンエステラーゼ阻害物質について述べましたが、可逆的な殺虫成分もあるのですね。
不可逆成分に耐性を持った昆虫を殺しにかかるのですね。
たくましい昆虫はこれにも耐性を持ったとします。
また、これに対抗するのですね。
次は、昆虫のホルモンをいじります。
昆虫のさなぎ化、成長、変態を阻害したり、正常な脱皮ができないようにしたりします。
昆虫の特徴を利用して、死に導く方法です。
生物農薬というのですね、かなり幅広く使われています。
「影響」という項目がとても気になります。
テキストには出てきませんが、まだまだたくさんの殺虫成分があります。
人間はこれまで、たくさんの昆虫を殺す方法を作り出しましたが、いろいろな環境の影響を考えると、人間だけ無傷ということはないでしょう。
昆虫同様、人間を殺すというか、滅ぼす方法も簡単かもしれません。
例えば、男女、どちらかの生殖機能を奪えば殺すことなく、勝手に人類は滅んでくれます。
もしかしたら、生殖機能を弱らす方向に事態が動いているかもしれません。
昆虫の殺生に躍起になって、自分の立場も危うくするかも、です。
生きとし生けるものが幸せでありますように。