浄聖院様で、西澤先生をお迎えしてアビダンマ基礎講座。
勉強の前に西澤先生が監修された本が出版されるとのこと、ご本人を前に、いろいろ聞きました。
「テーラワーダ仏教ハンドブック」
説明を引用します。
11月25日発売予定。
10月31日まで事前予約者割引実施中。
テーラワーダ仏教文化の基礎を学ぶ
ダンマに基づき生活するための日常教本
波羅蜜を中心に生きる在家仏教徒のための基礎知識集です。
ミャンマー連邦共和国宗教省[著]
(宗)日本テーラワーダ仏教協会[日本版責任]
影山幸雄[訳]
西澤卓美[監修]
「テーラワーダ仏教の在家信者の生き方は、
少々複雑なので、誤解されやすい。
(この本は)在家仏教徒の知識と実践が、
わかりやすくまとめられています。」
アルボムッレ・スマナサーラ(スリランカ初期仏教長老)
本書はミャンマー語で書かれた在家仏教徒のための仏教の基礎知識集です。海外の人々にミャンマーの文化と仏教の伝統を伝えるために英訳されたものをもとに、ここにミャンマー連邦共和国宗教文化省の許可を得て、日本語版として刊行するものです。
【各章の主な内容・全326P予定】
第1章 仏教徒の日常の務め
仏教徒が日々務めるべき、7の心構え(礼拝、戒律、布施、慈しみ、布教、瞑想、回向)
第2章 ブッダの生涯
過去世でのディーパンカラ・ブッダの予言からシッダッタ王子の誕生、出家、修行、覚り、教え、最後の旅、涅槃、遺骨の分配
第3章 礼拝と授戒
日々の礼拝と五戒、八戒、九戒、布施戒、カンマ、善行為、不善行為、慈悲を育てる
第4章 布施の意味と布施がもたらす結果
食事の布施、水の布施、花と香の布施、他
第5章 サーサナー(教え)が長く続き、栄えるようにするための活動
第一結集~第六結集、家庭や地域での宗教活動
第6章 社会的な責任
子どもの責務、両親の責務、教師の責務、三十八の吉祥、パラーバワ・スッタ、他
第7章 アビダンマ
アビダンマの基礎、心の分類、心所の分類、重要な心所、28種類の物質
第8章 道徳と礼儀
道徳的文化、礼儀正しい振る舞い、他
第9章 パーリ語の基礎知識
ミャンマーの宗教省が出している本です、在家信者の基本的な心得が書いてあります。
ミャンマーでは、施本として無料でもらえそうな気がします、日本ではお金を出して購入になります。
もともと英語の本でしたが、影山先生が翻訳して、西澤先生が監修してとのこと。
この本は初級本で、他に、中級、上級があるとのこと。
あと、ミャンマーの仏教関係の翻訳に際し、許可等手続きの苦労というか、いろいろなお話を聞けました。
いずれにせよ、11月25日の発売が楽しみです。
さて、今回おアビダンマ講座には、浄土宗のお寺の副住職様が初参加されました。
お年は30代
私自身、アビダンマはかなり苦戦しているのですが、この副住職様は初参加なのに、さわりの部分を聞いただけで、理解が早く、質問も鋭く、驚きました。
20代のころから仏教にしたしみ、仏教用語にもなじんでいるので、宗派は違いますが、出所は同じ仏教です。
頭の回転が速いですし、仏教用語の壁がないんでしょうね。
いやあ、これからの勉強が楽しみです。
仏教は若干宗派が違っても、お互い尊重し合えば、お互い学び合うことができます、それを強く感じた勉強会でした。
お幸せでありますように。
先生をお見送りした帰り道。 ポプラですね。