スリランカのお坊様から、「お寺にお化けがいた」という言葉は聞いたのですが、お坊様は日本語が出来ない、私はシンハラ語ができない、スリランカの法友が訳したのを聞きました。
私自身、生まれてこのかた幽霊は見たことがありません。
でも、興味があったので
「どこに出ました」
「出たときの状況は?」
「男でした? 女でした?」
詳しくは教えてくれませんでしたが、場所は寝ているベッドのそば、とキッチンにいたとのこと。
聞いてたら、だんだん怖くなてきた。
お化け、幽霊は仏教では餓鬼になります。
仏教では、地獄 餓鬼 畜生 修羅 人間 天界 六道を説いてます。
どれも生きとし生けるものがいますね。
餓鬼も生きとし生けるもののひとつです。
ですから、本当は怖がることもないかな、と思うのですが、実際自分が聞いたりするとちょっと怖いですね。
怪談というと夏が定番ですが、今回は山奥のお寺で、冬で早く日が暮れる、寒いし暗い、そのうえキッチンの蛍光灯が切れていて点灯しない。
冬のシチュエーションは夏よりはるかに怖いですよ。
怖いです。
法友と不謹慎な冗談で
お寺をやめて、一泊いくらの心霊スポットとして、どうかな?とか。
不謹慎でした・・・。
お坊様はスリランカでもきちんと修行を積んだまじめな方です。
その方が言うのですから、餓鬼界はあるのだと、想像します。
生きとし生けるものが幸せでありますように。