中枢神経を抑制し、脳の働きを抑制するダウナー系の向精神薬であるアルコール
その歴史は古いんですね。
酒
大昔は神聖なものとして、祝祭や儀式に用いられたのですね。
それから、医薬品として、強壮剤としても使われたのですね。
そして、豊かになると庶民が疲れをいやす嗜好品として使われ。
このあたりから弊害が出てくるのですね。
アルコールは法律の規制はありませんが、度を越した者は、肩身の狭い思いをすることになります。
神聖なもの→医薬品→嗜好品→社会の敵
で、アルコールって何なの?
中枢神経を抑制する薬物ですね。
その代表格になります、ほかに抗不安薬や睡眠薬、モルヒネ、ヘロイン、。
ダウナー系ドラッグですね。
血中濃度が低く保たれている場合は、大脳皮質の働きが抑えられ緊張や不安を和らげてくれるんですよね。
お酒の席なら、リラックスして声をかけれる、とか。
アルコールが飲み会の潤滑油の働きをするんです。
ちなみに、覚せい剤、コカイン、かなり作用は弱いですが、ニコチン、カフェイン
これらは中枢神経興奮薬、アッパー系ドラッグです。
LSD、MDMA、ゴメオ、マジックマッシュルームは幻覚薬になります。
さて、アルコールを体内に入れて、中枢神経を抑制すると、中枢神経に変化が起きます。
薬物依存とは、身体に薬物が入っていることではなくて、身体になんらかの変化を生じてしまった状態のことをいいます。
中枢神経は適応力があるとのことです。
最初、アルコールが入ったとき、「これはなんだ!」って感じで大きく影響されますが、繰り返し投与されると、アルコールが入った状態が普通の水準になるように適応しようとします。
薬物の抑制効果を相殺しようとするのですね。
この中枢神経が適応した状態を「耐性」がつく、というのですね。
アルコールが投与されて、中枢神経がこれに適応し、耐性がつきます。
投与された状態が常態化すると、これがあたりまえになります。
アルコールがないと、かえっておかしくなるのです。
ついに身体依存の完成です。
身体依存の状態は、まだ薬物依存とはいわないとのことです。
でも、この状態を放置すると精神依存に進むのでしょう。
精神依存により薬物依存は完成します。
下記の本を復習しました。
いやあ、自分で復習してて怖くなったです。
よくもまあ、毎日、自分の中枢神経をいじっていたなあ。です。
人間の都合でころころ変わる、いいかげんな飲酒文化に、自分の体はさわらせないぞ、です。
まだまだ復習は続きます。