ジャータカのよもやま話

テーラワーダの在家仏教徒 身の回りのことを地味に書いてます。

薬物依存症の復習(2)

アルコールを投与されることで、中枢神経がこれに対応しようとして、アルコールのある状態が常態化する。

 

アルコールがある状態が当たり前になると。

 

アルコールが無いとバランスが崩れて、中枢神経が興奮状態になり、手が震えたり、落ち着きがなくなったり、眠れなくなったり、身体依存のリバウンドが起きるのですね。

 

でも、身体依存だけなら薬物依存とは言わないとのことです。

 

身体依存は中枢神経の薬物を投与されたことに関する正常な反応にすぎず、投与をやめれば可逆的に、薬物なしの状態に体は戻っていきます。

 

身体依存だけなら、アルコールをスパッとやめることで、身体が元にもどるだけの話なら、やめることができます。

 

でも、多くの方はやめることができません。

 

薬物を断っても、また使ってしまう、長い期間使わなくても、また使ってしまう、これってどうして?

 

身体依存だけでなく、精神依存が形成されてしまったから、と本書に書いてあります。

 

なぜ精神依存が形成されてしまうのか?

 

 

薬物は中枢神経系を刺激します。

 

中枢神経って、脳、脊椎です。

 

脳の中にはいろいろな働きをする神経があります。

 

その中で快感をつかさどっているのは、報酬系という神経回路です。

報酬系

報酬系 - Wikipedia

 

薬物は報酬系をダイレクトに刺激するのですね。

 

この報酬系を支配しているのはドパミンという化学物質です、薬物はドパミンの活性を高めてしまうのですね。

 

薬物を使わなくても、物事を達成したとか、人に認められたとか、誉められたとか、うれしいことがあったとかとか、良い気分になったことはあると思います。

このときドパミンが出るのですね。

 

でも、薬物を使うと、苦労しなくても、「やったあ!」という快感を得ることができます。

 

この手軽に手に入れることができる快感が忘れられなくなるのですね。

 

この快感にメリットがなければ、すぐに手離し、依存症にならないのでしょうけど、多くの方手離そうとはしません。

 

なにかしらのメリットがあるのでしょう。

 

嫌な気持ちを忘れるため、仕事の憂さをはらすため、心身のつかれをリセットするため、ストレス解消、などなど。

 

 

どういった方が精神依存の陥りやすいか。

 

仮説かもしれませんが、親から誉められたことがないひと、人から認められたことがないひと、物事の達成感を味わったことがないひと、こういった方は、ふだんからのドパミンの活性が低いので、薬物でドパミンの活性した快感を味わってしまうと、なかなか元に戻れられなくなってしまう、とあります。

 

脳が薬物にハイジャックされしまうと、なかなかやめれなくなってしまうのですね。

 

やめられなくなると、価値観が変わります。

 

アルコール(薬物)が、価値観の上位にくるようになります。

 

 

私見で恐縮ですが、普段から物事をまじめにきちんとこなし、小さくても達成感を得ながら生きている人は、依存とは無縁でしょう。

 

薬物に頼らなくてもやっていける人です。

 

私自身、精神依存に片足を突っ込んだようですが、引き抜くことができました。

 

 

もともと健康な体を親からもらったのですから、薬物でドパミンを活性しなくても、きちんとやっていけます。

 

自然なほうがいいです。

 

まだ復習は続きます。