ジャータカのよもやま話

テーラワーダの在家仏教徒 身の回りのことを地味に書いてます。

原子力発電の話(2)

これも私見に満ちているいる発言になります。

 

合わない方はスルーを。

 

 

私の無知からくるのですが、原子力発電はすでに行われていて、発電に伴う廃棄物の処理もすでに出来上がっていた、と思っていたのですが、違うのですね。

 

発電が先で、廃棄物の処理は特に決めていなかった、ということです。

 

現在でも、処理に関する新しい知見を待っている状態です。

 

ふつう、なにか物事をすると、ゴミとか不要物が出ます、これを処理しなければならないのですけど、原子力発電に関しては、ゴミが処理できず溜っている状態です。

 

というか、溜っていく状態にあります。

 

原子力発電はあべこべ状態で進行していたのですね。

まず電気を作って、ややこしいことは後回しでいいや、ということです。

 

個人的には、廃棄物の処理方法の確立が先でしょう、と思ってます、これが確立できないまま原発を作るとエライことになります。

 

 

 

 

これをなんとかするために、地層処分、という方法があるのですが、東京電力サービスホールを見学して勉強することにしました。

 

ここです

www.tepco.co.jp

 

地層処分について

ja.wikipedia.org

 

 

結論から先に申しますと、地層処分には反対です。

 

理由

人間の管理の限界を超えているから。

「私たちにはどうにもできません、あとは自然界がどうにかするでしょう」に聞こえました。

 

 

 

復習しますね。

原発から出た使用済燃料の再処理過程で、放射能の高い廃液が出ます、これをガラス原料にまぜて、ステンレス容器にいれて固めます。

 

製造直後のガラス固化体の表面の温度は200度くらいになります。

放射線は表面で1500Sv/hで、1m離れた状態で110Sv/h

 

50年かけて冷却し、

このときの放射線は表面で160Sv/hで、1m離れた状態で11Sv/hです。

 

1000年経つと

表面の放射線量は0.019Sv/hで、1m離れた状態で0.0014Sv/hです。

 

上記の単位はシーベルト/毎時 にしました。

1時間あたりの被ばく量です。

 

で、気になる致死率です。

2シーベルトで5パーセントの致死率

4シーベルトで50パーセントの致死率

7シーベルトで99パーセントの致死率

下記より引用しました

ja.wikipedia.org

 

既にこのガラス固化体は存在し、冷却貯蔵中です。

でも、まだ、誰も50年後、1000年後のガラス固化体に出会ったことはありません。

 

50年かけて冷却したあと、ガラス固化体を厚さ20cmの炭素鋼でできた容器に入れます。(予定)

 

次に、ベンナイトという天然の粘土を用いた緩衝材に入れます。(予定)

 

2番、3番も、まだ誰もみたことがありません。

 

下記、模擬模型ですね。

 

300m以上の地層に埋設されます、 埋設作業が終わった施設は閉鎖されます。

数万年後にガラス固化体の放射能は天然ウラン鉱石と同程度まで減退します。

えーと、屋内貯蔵で 0.1シーベルト/年間

 

 

 

 

問題だと思ったところ。

 

「あとは野となれ、山となれ」に聞こえます。

 

50年はまだいいとしても、1000年という時間です。

いまから1000年前は鎌倉時代でしたっけ?

変化がすごいですよ。

 

これが1000年後です、3019年です、想像がつきません。

1000年後の人類に胸を張って渡せるものじゃありませんね。

貰ってうれしくないタイムカプセルです。

 

ただ、話はこれに終わりません、数万年後になります。

 

数万年だと、地盤の変動が起こり、このタイムカプセルを動かしたり、破損させることもあるのではないでしょうか?

 

破損が生じたら、何が起きるのでしょうか?

 

誰もわかりません。

 

人間の力が及ばない話です。

 

 

人間の力がおよばないところに手に負えないものを預けてしまった、という話です。

 

生物に害を与えるものを、無害にすることなく、バリヤーと称したものに預け、そのまま放逸してしまう。

 

いろいろな意見があると思いますが、やっぱり良くないことだと思いますよ。

 

 

使用済燃料が未来の生命に予測不能な害を与える可能性がある、という立場で反対です。

 

 

参考パンフ

「使用済燃料貯蔵対策の取り組み」 電気事業連合会 2018年6月

「知ってほしい、地層処分」NUMO 2017年7月

「地層処分 安全確保の考え方」NUMO 2018年6月

 

東京電力サービスホールで必要なパンフは手に入れることができます。