この連休は、実家に行き、親父とおふくろさんの顔を見てきました。
おふくろさんから
「あんた、昨年、病気して来なかったもんね」
「えー!、そうだったけ?」と、私。
もう、忘れています、バカです。
証拠がありました。
お腹の上の部分が痛くて痛くて、本も読めず、寝れず、ヒカキンさんの動画ばかり見てました。
昨年の連休は散々でしたが、今年の連休は、何か得たものがありますか?です。
6月16日(日)に、JTBAの佐藤哲朗様を上越市の浄聖院様にお迎えして、勉強会を行います。
佐藤様をお迎えするにあたり、きちんと著書は読んでおかなくては、その著書を読んでました。
2冊あるのですね。
なぜか手元に「日本再仏教化宣言」があったので、この連休はこれを読みました。
結論から申し上げて、テーラワーダ仏教を深く学びたい方は必読書になります。
仏教をサラッと学びたい方は消化不良を起こすかもしれません。
仏教や思想に関して、テーラワーダと立場が異なる方が読むとイライラするかもしれません。
私は自称テーラワーダ在家仏教徒なので興味深く読むことができました。
本の最初の部分になります、ここ、見過ごされそうなんです、かなり大事な部分です。
引用します。
執筆にあたっては、三つのことを前提としています。
①お釈迦様は無上正覚に達したブッダであること。
②正覚者たるブッダの教えはパーリ三蔵によりおおむね正しく後世に伝えられたこと。
③パーリ三蔵は日本の仏教学者によっておおむね正しく翻訳されていること。
これ、とても大切なんですよね。
何か発言するときは、その立場を決めたほうがいいです。
でも、言論の自由がありますから、立ち位置を決めず思いつきといいますか、好き嫌いに任せての発言があります。
以前はそういった発言も読みましたが、最近、読むのが疲れてきました。
自分の立ち位置を決めない方、何を言いたいのかわからない方(特に仏教)の発言はスルーすることにしています。
ですから、「私は大乗仏教を信奉していて、宗祖様のおっしゃることが私の行動規範です」とか、「私は仏教の瞑想に興味がありますが、ほかの瞑想もいろいろと挑戦してみたいです」とか、「大乗仏教の僧侶ですが、テーラワーダ仏教も勉強しています」とか、すべてOKです、立ち位置を表明していただければありがたいです。
まあ、立ち位置は、そのつど変わることもあるでしょう、変わったら変わったらで、それでいいです。
話がそれてしまいましたが、自称テーラワーダ在家仏教徒の私としましては、佐藤様の執筆の前提に同意いたします。
テーラワーダ仏教は、お釈迦様の教えを、変えることなく、伝えている。
これが心臓部です、これが崩れると、すべてパーです。
この佐藤様の前提に同意される方は読み進めればいいし、同意できなければ、まあ、同意できなくてもテーラワーダ仏教徒としては読んでほしいです、日本の大乗仏教だけでなくこういった仏教もあるんだよ、ということで。
で、この連休は私の立ち位置の確認になりました。
「大アジア思想活劇」は絶版になったのですね、先ほどアマゾンで中古本を注文しました、読んでみたいと思います。
生きとし生けるものが幸せでありますように。