ジャータカのよもやま話

テーラワーダの在家仏教徒 身の回りのことを地味に書いてます。

鋭い! 出定如来・富永仲基

ようやく読了。

 

近世仏教思想の独創 僧侶普寂の思想と実践

近世仏教思想の独創 僧侶普寂の思想と実践

 

 

本の存在は知っていましたが、書店で見つけることができるとは思いませんでした。

 

僧侶、普寂のことを書いたものです。

 

ただ、ここで驚いたというか。「鋭い!」と思ったのは近世中期の大阪の人、富永仲基の仏教に関する考察です。

 

この本を知らなければ「富永仲基」の存在は知らなかったでしょう。

 

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テーラワーダ仏教が知られていない時代に、著書「出定後語」で、大乗非仏説を断じています。

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近世の仏教は、個人的には良寛様しか知らなくて、他は、幕府の権力の下で、葬式仏教化していった、くらいしか思っていなかったのですが、この西村さんの著書で、近世仏教もいろいろなドラマというか、悩み、思索し、実践した方々がいるのだな、と思いました、また西村さんの筆致も丁寧でわかりやすく、この時代に生きた方々を生き生きと描いていると思います。

 

近世仏教をもっと知りたいと思いましたが西村さんは亡くなられてもういません。

ほんとうに残念です。

 

興味深い近世仏教があります、ご興味のある方は、ぜひ本書をご覧ください。