昨日の続きになります
「世は無常か、わかるわかる、オレ以外はな」
いざというとき、私はこの態度でしょう。
無常の理解に程遠いです。
昨日挙げた、受け入れがたいこと
小さいころは、あんないい子だったのに、大きくなったら手をつけられない悪い子になった。
なかなか治らないやっかいな病気になってしまった。
親しい方が亡くなった、未だに悲しい。
ああー、雨が降ってきた、うっとしいなあ。
年を取って、身体が衰えてきた、思い通りにならない。
上記の起こってしまった事象には、起こった理由があります。
本より引用
すべてものごとは、因縁によって絶えず変化しているのです。なんの原因もなしに、ある日、突然起きるということはありません。
当たり前のことをおしゃってます。
理由もなく、起こるわけないのですが、でも、起こった事象が受け入れ難いのですね。
事実を認めたくない、ということです。
以前、聞いた先生の例え話です。
住んでいた家が災害で壊れてしまった、もう住めない、どうしましょうか?
避難所を探しましょう。
今夜は避難所で泊まりましょう。
避難所では、みんな仲良く。
災害で家が壊れた、苦労して建てた家があっというまに壊れた、もう住めない。
この事実を受け入れられず嘆いてしまいそうです。
でも、原因なく災害は起きないし、原因なく家は壊れないし。
もう、起きてしまったことだし、不可逆だし。
(えーと、無常は不可逆です)
状況を観察すると、避難所をさがして、そこで泊まるしかないのですね。
私だったら、涙ぽろぽろ嘆いてしまいそうですが、せっかく先生の法話を聞いたので、こういう時にこそ、生かさなくては、と思うかもしれません。
「あちゃー、こりゃ住めない、避難所にでも行きましょうか」
「おっさんギャグでもかまして、みんな仲良く」
「落ち着いたら次のことでも考えましょうか」
アニッチャーは、いつも誤解されるのに、いつも自分の身近にあります、アニッチャーに気づく練習が必要ですな。
文章は短いですが、無茶苦茶深いネタ本です