ここで言う「苦しみが消えるとき」というのは、「苦が消えた、よかった、よかった、大解決、もう大丈夫」という話ではありません。
苦の観察の練習をしてみなさいよ、ということです。
テキストから引用
お腹の空いた人には、一口目がとてもおいしい。口にした瞬間、空腹感という苦しみが消えるからです。
苦しみというものは、原因が消えたら、瞬時に消えるのです。苦しみが消えることがすなわち苦であり、幸福感の正体です。
日常生活で、ほんのちょっとだけでも、意識的に観察してみてはどうですか?という話です。
お腹が減った、空腹感があって苦しい。
ご飯を最初の一口食べてみる、空腹感の原因が消えたので、空腹感の苦しみは消えます。
この一口で「楽、幸福感」を感じるのでしょうね。
でも、この幸福感というのは、一時的で延々とは続かないような感じがします。
さて、今日のランチタイムで、じっくり観察してみましょうか。
「苦の見方」の練習です。
テキストです
詳しいテキストです

苦の見方(サンガ新書)「生命の法則」を理解し「苦しみ」を乗り越える (サンガ新書 65)
- 作者:アルボムッレ・スマナサーラ
- 出版社/メーカー: サンガ
- 発売日: 2015/06/23
- メディア: 新書