引用
ケンカしている相手に勝ちたいのなら、怒りは捨てることです。
いきなりです。
なんだか仏教的な言い回しではない感じがします。
ケンカに勝つ、というと、相手に負けず言い争うとか、暴力を使うとか、そういった意味を連想します。
でも、そういったケンカだとキリがありませんね。
そういったケンカに勝ったところで、また相手の恨みを買い、火種は残り、また同じ争いをすることになるでしょう。
仏教の「ケンカに勝つ」は、「お互い、やり返すケンカに勝つ」という意味ではありません。
自分の怒りを捨てることで、お互いやり返すケンカも捨ててしまう、火種は残りません、仏教の「勝ち」は、とても合理的です。
カーっとして怒り、相手に感情的に言い返したら、「とっくに負けている」という自覚ですね、私の場合、いつもここから始まってしまうのですが・・・連敗中です。
今月は「怒り月間」のテキストです。