昨日から続きます。
昨日は「体」を手がかりにして、「体の変化」を手がかりにして、心をとらえる、という話でしたが、さらにツッコミます。
仏教はとことん具体的です。
徹底して具体的なのに、みなさんやろうとしないのですね。
怒りは、あっというまに体の中を駆け巡ります、心もアッというまにどす黒い雲に覆われます。
怒りに限らず、なんらかの感情が沸きそうなときは、一旦停止をすすめてます。
引用
行動するときも、なにも考えずぱっと体を動かすのではなく、一旦停止して、あらためて順番に行動を起こすのです。
何も考えてないということは、なんらかの感情が先行しているかもしれないので、一旦停止が安全ですね。
一旦停止したら、次は順番です、物事には順番があると思うので、落ちついて順番は決めてみます。
たぶん、その作業の最中に、駆け巡る感情が収まっているかもしれません、そうしたらしめたものです。
仏教はいつでも「やれ!」「やりなさい!」とは言いません、お釈迦様ご自身が実践された教えです、でも押しつけはありません。
「やってみたらどうですか?」という世界です。
実生活ではうまくいかないことも多いとは思いますが、「やってみてはどうですか?」ということです。
やってみようかな、です。

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押しつけは無いテキストです。