怒りは2種類あり、1、内面に向かった怒り と 2、外に向かった怒り
まわりを嫌な気持ちにさせるって、2のことですね。
怒りのほとんどは2のパターンが多いのでは。
下記リンクからもわかります。
で、2の怒りは相手よりも「自分が正しい」と思っているので、怒ること自体、悪いことだと思ってないかもしれません。
怒り自体をヤバイと思わないことはヤバイです。
自分も怒り、相手も怒らす、お互い怒ることになります。
周りはボウボウ丸焼けになるかもしれません。
丸焼けよりも、お互い怒りの応酬、それもエンドレスな応酬が続くかもしれません。
ダンマパダ(5)を思い出しました、引用です
じつにこの世においては
怨みにたいして怨みを返すならば、
ついに怨みの鎮まることがない。
怨みを捨ててこそ鎮まる。
これは普遍的な真理である。
下記の本より引用
「怨み」とありますが「怒り」のことです。
たとえ相手が悪人でも、受けた怒りを怒りで返したら、まあ止むことはありませんね。
人間同士もそうだし、国同士の戦争もそうだし、やられたことをやり返してたら、終わりはありません。
「これ、真理なんだからやめればいいのに」と思うのですが、続くのですね。
真理を認めようとはしないのです。
法句経より引用
そのように、相手から受けた怨みは放っておけばよいのです。たとえ相手が悪人であっても、みずからが怒りや憎しみをいだいたら、自分自身が損をするだけなのです。自分が怒りで汚れてしまえば、自分も悪人も、もうすでにどこか似ているのです。
悪人の怒りに反応してしまえば、もうその時点で自分はその悪人と似ている、同類だ、ってことです。
厳しい!ですね。
テキストでは、厳しいどころか、さらに上級編を目指します。
引用です
怒っている人がいたら、怒り返してはいけません。その人の、気持ちを和らげてあげることです。
難しい!ですね。
たとえ悪人でも怒り返してはいけません、和らげて、さりげなくスルーしましょう、というところでしょうか。
2の怒り、相手とのエンドレスはイヤです、真理にのっとって、終わらせなければ、です。
さりげなく、とてつもなく難しいことが書いてあるテキストです。

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