記憶が曖昧で恐縮ですが、たしか法話で瞑想を優先させて家族の行事とか、家の中の役割を疎かにしている方の話がありました。
ご本人は、仏教の瞑想は、とてもいいことだから、他のことはやらなくていい、というお考えなんでしょうが。
たしか、先生にお小言をいただいた、のではないか、という結末でした。
仏教の瞑想は、たしかにいいことですが、これを優先させて、本来やるべき自分の仕事を疎かにするのは、違う話だと思います。
瞑想を始める前は、瞑想をスムースに始められるように、日々の雑事をきちんと事前にこなし、きれいにすることで、瞑想に取り組む、これが順番だと思います。
仏教徒の陥りやすいワナは、仏教や瞑想に依存することですね。
見分け方は「自分を見失っている状態」に気づけば、ヤバイということで。
テキスト引用
しかし、いかに「いいこと」でも、それに依存すれば、やはり自分を見失っていくのです。
個人的に好きなメッタスッタンから
- 2.
- Santussako ca subharo ca appakicco ca sallahukavutti;
- サントゥッサコー チャ スバロー チャ アッパ キッチョー チャ サッラフカ ヴッティ
- santindriyo ca nipako ca appagabbho kulesu ananugiddho.
- サンティンドゥリョー チャ ニパコー チャ アッパ ガッボー クレース アナヌギッドー
- 足ることを知り、手が掛からず、雑務少なく、簡素に暮らし、諸々の感覚器官が落ち着いていて、賢明で、裏表がなく、在家に執着しないように。
出家に言ってる言葉なんですけど、日々なるべく雑務少なく簡素にすれば、執着や依存から離れやすくなれるのでは。
仏教徒は仏教に依存がヤバイです。