テーラワーダ仏教徒になって意識的に殺生をしなくなりました。
うちの台所にゴキブリが紛れ込んだら逃がしてあげますし。
なるべくなんでも逃がしてあげます。
ゴキブリというか、昆虫はよく見るとかわいいです、精いっぱい生きてます。
これを自分が「気持ち悪い」とかいって、ハエたたきなんかで、殺生するのはヤバイですね。
殺生自体もヤバイけど、「殺そう」という気で殺そうとしますし、ハエたたきを振り下ろすときは「死ね!」と心の中で思ってやるんでしょうね。
びっくりするくらい、いいことが一つもありません。
あと「生きる」ということですね。
人間世界一般的には「生きる」って素晴らしい!ですけど、仏教では「それほどでも・・」です。
けっこう殺生して食べて生きてますもんね。
そうしないと生きてられないし。
生きるということは、他の生命を奪うということですね。
テキストでは「生きる」ことの恐ろしさを説いてます。
生きるということは、他のいのちを奪っていることです。生きるということは、それほど立派なものだと思わないほうがいい。むしろ、恐ろしい行為だと気づくことです。
私見で恐縮ですが、生きていること自体ヤバイので、この場合、慈悲の瞑想が効きます。
生きとし生けるものへの慈悲しかないんですよね。