引用
真理だからといって、ブッダの教えをそのまま鵜呑みにする必要はありません、疑問があったら、納得いくまで調べて、吟味すればいい、それが仏教的な態度です。
中略
世間のことも、仏教の学び方を応用して勉強してみることです。世間の知識は真理とは限らないから、客観的、科学的に調べた結果、間違いが明白になったら、それを捨てる勇気を持ちましょう。
私見です
「本物がどうか自分で調べてみてはどうですか?」と言うのはテーラーワーダぐらいです。
ほとんどの宗教が「信じなさい」「信じないとバチがあたる」
例えばですが。
浄土宗、浄土真宗のHPで、浄土三部経は「仏説」だと言っているのでけど、頭の中が「?????」状態になったことがありました。
で、自分なりに調べて
学生の頃に学んだ本を読んでみました。
坪井先生は、「資料文献の失われている古代インドで阿弥陀仏信仰の起源を探索することは極めて困難な事柄であって、おそらく的確な結論を見ることは永久にできないのではないかと思われる」とおっしゃってます。
阿弥陀仏信仰の文献資料はありませんが、お釈迦様のお経はたくさんあります。
たくさんあるお釈迦様のお経の中に阿弥陀仏信仰のお経がなかったのでしょう。
「仏説」の証拠が無かったと、間接的におしゃっていると理解しました。
私自身、阿弥陀経が仏説でなくても、いまある宗教にどうのこうのは無いです。
実際に人々の心の支えになった歴史があるし、文化として尊重すべきだと思います。
上記は一例ですけど、実際の生活でも、いろいろなことを「吟味」することは役に立つのではないでしょうか?
けっこう「鵜呑み」にしていることは多いですから。
仏教徒になり少しだけ「調べ癖」ついたような気がします。
自分で調べることを勧めている本です。