短いので全文引用
心の頑固さという錆は、たえずきれいに落としておかなくてはいけません。ほうっておくと、ますます錆てしまうからです。
心の錆にいちばん効く薬は、慈しみと智慧です。
慈しみと智慧の実践によって、心の錆が消えるだけでなくて、錆びる原因までなくなってしまうのです。
私見です。
心の錆って、貪瞋痴のことでしょうか、心に貪瞋痴がこびりついた、というか付いてしまったのでしょう、で、早めに落とさないと、心の本体までが錆で腐ってしまうことになるのでしょう。
こびりついた錆を落とすのは慈悲と智慧。
慈悲はまず、慈悲の瞑想、もしくはフルバージョンの実践ですね。
慈悲は上記を念入りに実践し、普段の生活でも実践し・・・。
さて、次に、智慧の実践はどうすればいいでしょうか。
ヒントになったのが下記の本
134ページより引用
無常たる現象を客観的に観察することで、ありのままの事実を発見できます。これが智慧というものです。無明を破るためには、智慧が必要です。智慧というのは「ありのままに観察すること」です。
ヴィッパサナー瞑想をすること、気づきをもって日常を送ること、が智慧に近づくコツになりそうです。
お釈迦様と先生の話の結論というかオチは、「解脱」「悟り」「覚り」なのだなあ、とつくづく思います。
智慧の話がみっちりと続きます。