短いので引用
真っ暗な部屋に電気のスイッチが点くと、部屋中がパッと明るくなります。
あちこち動き回って、一つひとつ触れてみなくても、どこに何があるのか一目瞭然です。
1カ所に止まって、部屋の中のすべてのもののリストをつくることさえ可能です。
このように、無明が破れ智慧の光があらわれる状態を、ブッダは「悟りの境地」と言っておられるのです。
バリバリの私見です。
上記では「悟り」となってますけど、ズバリ「覚り」の話ですね。
真っ先にこの本を連想しました。
「涅槃を体験した、道果を得た」
よく読むと預流果に達したのでしょう、それで涅槃を発見し体験した、ということなのでしょう。
上記の本からの体験感想です。
引用です。
●念じられた対象と念じる心、すべてが共にきっちり切れて停止してしまった。
●手に握り、ぶら下げたものが急に取れて落ちるように、対象と念じる心がすべて取れて落ちてしまった。
●暗闇から明け方に急に出て来たように、対象と念じる心から逃れ出た。
●ゴタゴタしたところからスッキリした所に突然到着したように、対象と念じる心から脱出した。
私自身、この境地に達したことがないので、何とも言えません。
未だに暗闇で手探りであれやこれや触りながら確認している状況です。
でも、「智慧、覚り、涅槃、道果」は仏教徒は、体験しなければならない目標ですね。
ここまで書いて、瞑想の大切さを改めて実感した次第です、放逸な自分に痛く自覚しているところです。
瞑想をサボったとき、よく復習する本です。
復習と実践です。
持ち歩きに便利です。