引用
酒を飲むと酔って、幸せだと錯覚が起こります。麻薬を服用すると、苦しみを忘れて妄想に入りこんで、幸福だと錯覚します。
中略
酒や麻薬で得られるものは、ただ一時的に苦しみを忘れさせる快楽です。
私見です
錯覚ということは、そこにあるのは幸せではないのに、「これこそが幸せだ」と誤った認知をしてしまうことですね。
で、幻覚は、そこに幸せは無いのに、「ある」と認知することですね。
で、酒や薬物による誤った認知は快楽を伴うので、なかなかやめられなくなるんでしょうね。
酒や薬物を使って幸せを発見したなら、人間はとっくに幸せになってますね。
経典に飲酒してたお坊様の話もありますけど、まあ、お酒や薬物からは離れたほうがいいですね。
飲酒や薬物に親しむと仏教の目的から遠ざかるので、仏教の目的のためには、やっぱり離れたほうがいいです、錯誤した頭では目的の達成は無理ですから。
とは言いつつも、以前はひどい酒飲みでした、で、お酒をやめました、結論から言うと、良かったです、自分の時間が増え、無駄遣いも減ったし。
何よりも、酒から来る、「快楽は幻覚の幸福」という錯誤を遠ざけることができました、これはよかった。
で、飲酒についてもけっこう書いてます。31もあった。
五戒を守ることに挑戦しましょう、と教えてくれる本です。