短いので全文引用
人に何かを言われて、腹が立つのは、「自分が正しい」と思っているからです。
「私は知らない」と思えば、「これはどうやるのでしょうか。教えてください」と訊くことができます。するとみんな親切に教えてくれます。
「自分は未熟だ、知らないのだ」ということに気がついている人は、日々学びます。
人間関係も円滑になっていきます。
バリバリの私見で読んでみます。
自分が正しいというのは、自分の考え(アイデア)に固執してるということです。
先生の言うとおり人間のやることに絶対はありませんから、自分の考えが絶対に正しい、ということはあり得ない。
シャバでは、その時々にやらなければならないことをやっているだけです。
その時々に、自分の考えが合うシチュエーションがあるかもしれないし、自分以外の誰かが考えたアイデアが合う場合もあるでしょう。
単純にアイデアの話です、いいアイデアは採用すればいいだけの話です。
自分のアイデアに固執すると、それは理性の世界ではありませんね。
なぜ、自分のアイデアに固執するんでしょう。
「自分が正しい」と思っているからでしょう。
なぜ「自分が正しい」と思うのでしょう。
自我の話ですね。
今の言葉で言えば「自己中」と言うのでしょうか?
すみませんが、話は変わります。
「自己中」とは、「自己中心的」という意味だったのですね。
今日の今日まで、「自己中毒」の意味かと思っていました。
でも、自我に覆われている状態は、ある意味、自分で自分を毒しているんでしょうね、自己中毒の状態だと、理性的にアイデアの判断もできないし、人間関係もつまずきそうです。
油断しているとすぐに罹ってしまう「自己中毒」を解毒する方法は、これまでたくさん書いてきたので、ここでは書きません。
まずは、自己中を解毒して、「日々学ぶ人」に近づかないと、ですね。
いつも自分で自分を毒してますよ、と教えてくれる本です。