引用
実際にあるのは、「いま」なのです。過去も未来も、ないのです。
つねに「いま」しかありません。
だから「いま」を失敗する人は、瞬間瞬間の小さな失敗を続けて、ずっと失敗するのです。
だから、「いま」を失敗しないことです。それですべて解決するのです。
そのためには、「いま」だけに集中する能力を身につける必要があるのです。
私見です。
いろんな事象を貪瞋痴にまみれた状態で受け取ったら、それは失敗なのでしょうね。
冷静に考えれば、どうってことないことを、どうしようもない大変なこととして受け取ってしまい、失敗するんでしょうね。で、失敗を続けるんでしょうね。
例えば、私にとって一番イヤな事象。
例えば、突然 カミさんが死んでしまうとか。
でも、考えてみれば、生きてれば死ぬし、死は当たり前のことです。
でも、これを当たり前と考えないのですね、死んでしまうと、私が困るんですよ、私が損をしたと感じるんでしょうね、損をして悲しいのですよ。
自己中状態ですね。
で、「いま、ここ」に目を背け、いつまでも悲しんでるかもしれません。
で、これって失敗ですね。
悲しんでるかぎり失敗は続きます。
3年前にこれに関すること書いてましたね
ガツンと箭経です。
で、我ながらいいこと書いてました、引用します。
ましてや嘆く理由が、損したと思っている自分の都合でしょう、ロクでもないです。
「嘆くのは無駄」とバッサリです。
亡くなった方は、もう自分の都合とは関係ないです。
ですから、「これから、どうする」という、前向きの都合を優先してください。
と、また偉そうに書いてますが、私も親しい人が亡くなったら後者だと思います。
悲し尽くした後に、善い心の状態で供養に励みたいです。
「これから、どうする」は失敗から離れるキーワードのひとつかもしれません。
で、法話にある「いま」だけに集中する能力は
五戒、慈悲の瞑想、ヴィッパサナー瞑想で高めることができるかもしれません。
「いま、ここ、」の法話が続きます。