引用
何かを獲得しても、必ず向かい風が起こるものです。
けれども、向かい風があっても、けっして失われないものがあります。向かい風によって、かえって薫るものがあるのです。
それは「自分といつも一緒にいるもの」「自分から離れずに一体のもの」です。
それはいったい何でしょうか。
それは「人格、人徳」です。
「人格、人徳」は、いくら風が吹いてもすべての方向に薫る花のようなものです。
私見です
思い出すまで時間がかかりました。
下記の本が副読本になります。
ダンマパダ54ですね。
引用
白檀、ジャスミンの花の香りは
風に逆らっては広がらない。
しかし、善き人の徳の香りは
逆風にあってもひろがっていく
財産を手に入れたり、有名になったりすることで得られたものって限定的です。
いずれ離れていきます。
でも、それがわからずに、その得られたものに幸せを感じることで依存してるのかもしれません。
依存すると、エンドレスですね、キリがないです。
うむ、これって、「苦しみ」ではないでしょうか。
自分が価値があると思っているものでも、よーく見ると、「苦しみ」のタネを見つけることができるのかもしれません。
上記の副読本より引用です。
けっして失うことのない人格の完成。それこそが仏教の目的であり、誰もが心の奥底で求めているものなのです。お金を儲けることや有名になることが人生の目的ではないのです。どんな状況にあっても、つねに自分の人格がよい方向へ向かっているかどうかたしかめて生きることが大切なのです。
で、次は「たしかめる方法」ですね。
話は変わりますけど、法句経(ダンマパダ)の本です。
これから出てくる大きなダンマパダです
読みやすいコンパクトなダンマパダです
大乗仏教のお坊様にも読んでほしいダンマパダ
片山先生は仏教学者であり、お寺のご住職でもあります。
ご住職のという面で本を読んでも、勉強になります。
日本のお坊様、仏祖に学びましょう、です。