引用
人はほとんどの時間を妄想に費やしています。悪行為していると理解できないのです、無理に理解しても妄想に慣れてしまっているので、止めることができなくなっているのです。妄想とは客観的なデータを調べることをしないで、自分だけの世界に入り込んで、自我中心的な感情で思考を際限なく回転することです。現実離れであり、現実から逃避することでもあります。
妄想を控えて客観的に具体的に思考する習慣を身につけましょう。直ちに幸せになります。
私見です。
例えば、1日8時間くらいは会社における仕事に費やされます。
で、仕事は客観的、具体的でなければなりませんが、ロクにデータを取らないで、やるべき順番を間違えて、好き嫌いとか勘でやると、やはり結果が悪い感じがします。
どこまでデータをとるべきか?
データを取る作業ってキリがありません。
完全に主観を排除するのは無理ですね。
曖昧な感じで恐縮ですが、好き嫌いでデータを見ているようだったら、まだ駄目かな、というところでしょうか。
順番は、いままでやってきた仕事の習慣があるので、あまり間違えることはないでしょう。
好き嫌いや、勘、主観的なもの、が排除できて、上司、同僚のチェックを受けて、オーケーな感じでしたら、いいのではないでしょうか。
下記法話では「食べる」行為が例として載ってます。
引用
たとえば食べるとき、食べている行為を細かく一つ一つ観察するなら、食べ過ぎになることはありません。しかし普段私たちは「おいしい、おいしい」と言ってパクパク食べているか、皆とおしゃべりをしながら食べているか、時間がないからといって早食いしているか、あるいはテレビを見たり新聞を読んだりしながら漠然と食べているのではないでしょうか。そこで、確認しながら食べてみてください。そうすると身体が「何をどのぐらい食べたか、食べたものをどう消化すべきか、栄養をどう吸収すべきか」ということを知ることができるのです。必要な量を食べたら、脳から「満腹ですよ」という信号が出されますから、満足感が得られ、適切なところで自然にストップできるのです。食べ過ぎ、成人病、肥満になることはありません。ダイエットをする必要もありません。食べ物が自然に身体に合わせてくれるのです。それで健康になり、心も元気になるのです。
ヤバイ、ヤバイ、私は早食いの名人です、なに急いでいるんでしょう???
「急げ!急げ!」の妄想に取りつかれているんでしょうね。
根拠が無いですね。
まずは、この妄想の観察から始めてみます。
仕事も、食べる行為も、日常の小さな行為も、目の前にあるのに、「心ここにあらずで、妄想が動き回っている状態」だとヤバイのでしょうね。
うむ、妄想とは、まっとうな理由が無いことをやっているんでしょうね。
「スマナサーラ長老 妄想」のキーワードで調べると、けっこう勉強になる法話がでてきます、ご参照まで。