ジャータカのよもやま話

テーラワーダの在家仏教徒 身の回りのことを地味に書いてます。

14 怒りの炎をすぐに消す 『一瞬で心を磨くブッダの教え』

引用

放火犯人にならないでください。

もし何かの理由であなたの心に怒りが起きたら、「火種が現れた」と真剣に思ってください。

あなたの妄想は、小さな火種の燃料になってどんどん燃え始めるのです。

中略

ですから、あなたに責任があります。怒りの火種が現れたら、炎になる前に消すことです。怒りの燃料になる妄想をただちにやめることです。

 

またまた自分の勝手な感想で恐縮です。

 

私の中学生だったときの担任で英語の先生だった渡邉先生の翻訳本

『希望の本質』から。

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新潟県糸魚川市青海(旧青海町)の捕虜収容所に過酷な体験をした著者は、体に後遺症が残りながらも、母国に戻り航空関係の仕事に就きます。

 

1952年ファーンボローで行われた航空展示会にて

 

引用

私はビールのテントで穏やかに一杯を楽しんでいたのである。そのとき日本人商社の一行が私の座っているバーに来たのである。日本人の耳障りな言葉でぺちゃくちゃしゃべりながら。何の警告もなく、あの忌まわしい過去のすべてがよみがえってきた。突然私は自分が怒りでぶるぶる震えるのがわかった、実際私は気を取り直して何とかしなくてはならなかった、さもないと奴らの顔にビールを投げつけていたに違いない。それはただ自分の雇用主やSBAC(展示会の主催者)と、そんな大人げない振る舞いをしそうな自分を止めた自分自身が引き起こす恥辱的なことにすぎなかった。最も嘆かわしいことを引き起こす前に自分の体の向きを変え歩み去るのは至難の業であった。

 

戦争の怖さを感じた一文です。

 

 

 

戦争は終わり、状況は変わりましたけど、何の関係もない日本人一行の日本語を聞いただけで、忌まわしい記憶がよみがえり、怒りが起こる。

 

でも、著者はその場から離れることで、怒りの火種を大きくしませんでした、理性的です、立派です。

 

 

 

自覚はないですけど、私自身、何かしらの「火種」を持っているかもしれません、もしくは貪瞋痴で片っぱしから火種を作っているのかもしれません。

 

でも、火種に気づけば、大きな炎は防げそうな気がします。

放火魔や放火犯人はなんだか不名誉でイヤです、イヤなことからは離れる、ということで。

 

 

 

うむ、本によるとB29は、最初一機で来て、収容所の位置を確認し、次は2機で来て、狭い谷間にある収容所近くに、海側から超低空で侵入し、物資を投下後、谷の岩場を回避するため、ぎりぎりの急旋回をして去っていったとのこと。

 

親父さんの記憶は正しかったですなあ。