引用
現代社会は、欲で心が病気になってしまう条件が見事なまでにそろっています。
「生きることは肉体と心の共同作業」ですが、あまりにも全世界が「身体」に偏っているのです。
たとえば、デパートにはものすごい数の商品がありますね。カバン一つにしても、たくさんのテナントが入り、それぞれのブランドを売っています。世の中がそうだと、買い物する人は異様に身体を重視する罠にはめられます。ちょっと行き過ぎなのです。
身体に関することですね。
下記の本を参考にします。
参考副読本
身体についてのお話の引用です。
肉体は変化し、壊れ、修復している
まずは肉体について考えていきます。肉体は物質です。物質というのは、ずっと変化しています。変化して変化して、壊れて壊れていきます。たとえば、髪が伸びます、爪が伸びます。子どもの身長が伸びます。どれも変化ですね、一般的にはこれらの変化は「成長」と呼ばれます。
「成長なんだから壊れていないじゃないか」と思ったら間違いです。成長は、古い組織が壊れて、新しい組織で前より大きくなることです。壊れなかったら成長もありません。また壊れっぱなしの場合は「老化」と言います。
肉体はずっと壊れ続けているのです。そして、肉体がずっと壊れ続ける限り、われわれはずっと修復し続けなくてはいけないのです。肉体が壊れるから、成長もするし老化もするのですが、身体は、絶えず壊れた身体の処理に追われているのです。
私見です
身体がたくさんの栄養を受け取って修復以上のことをしたら成長なんでしょうね。
で、栄養を受け取って修復に使い切れない、使われない、というのは老化や死なんでしょうね。
で、引用
仏教からすると、「成長」「衰え・老化」という二つの単語は、そんなに意味のある言葉ではありません。「成長」であろうが「老化」であろうが、仏教ではどちらも「変化し続けること」と見ます。
「ただの変化じゃん」で終わりです。
でも、変化し続ける身体に対して、われわれの心はいろいろなことをするのですね。
健康、美容に関する情報がなんと多いことよ
おおー、折り込みチラシに関することを以前、書いてました。
チラシのほとんどは身体に関することです。
まあ、仏教を学んだおかげでしょうか、いろいろな身体情報に踊らされることは少なくなりました。
身体に関することも「欲しい・必要」の見きわめが大事なのではないでしょうか。
例えば、服とか、身に着けるものは安物でもいいですけど、定期的な歯科検診とか、持病の定期検査は手を抜かずにやらないとですね。
「ただの変化じゃん、くよくよしてもしょうがないじゃん」ということで。