引用
人は必要不可欠なものだけは満足しない。欲に目がくらんで、より多くものを必要とする。そうすると他人から奪わなくていけないのです。この世は強者生存、弱者衰退が法則になっています。異常欲にせいです。みるみるうちに組織、社会、国々が衰退して滅びていきます。
そこでお釈迦様はサンガ組織をつくりました。必要最低限で満足する生き方をしなさいと命じたのです。サンガ組織は二千五百年たっても、元気に続いているのです。この違いについて、よく考えてみてください。
下記の話を思い出しました。
佐藤さんの世紀経のお話。
世起経と初期仏教のコスモロジー経典を読む|パーリ三蔵読破への道
下記、レポートです。
私見で要約です。
最初は天界みたなところでご機嫌に過ごしていたのに。
味土をなめて、おいしい、渇愛が生じて
身体が荒くなり
さらに身体に差異が生じて、慢の感情も生まれて
味土やバター蔓がなくなると、食料を保管しなくていけなくなり
所有が生じることで、盗み、暴力、非難、嘘、武器。
つまり悪が生じた。
で、これではいけない、ということで管理者をつくる
王様ですね。
田畑の主、これが王様です。
で、一部の人は、出家して修行した。
お坊様の始まりみたいなものかもしれません。
ですから、貪瞋痴や経済活動を肯定している場所から離れて暮らそう、というのがサンガの始まりなのかもしれないですね
で、悪が生じて「管理者たる王」が必要になったけど、いまのところ「悪」がなくなった感じはしませんね。
バリバリの私見で恐縮ですけど。
貪瞋痴、経済活動を肯定している世界には「悪」があります。
悪いことに備えるためにいろいろなことをしなければなりません。
そのために複雑になっていくかもしれません。
複雑は複雑を生みますので、もっと複雑になるでしょう。
たぶん複雑になりすぎると衰えていくのでしょうね。
うむ、自分で自分の首を絞めてますね、自作自演です。
それとは対称的なのがサンガ組織です。
貪瞋痴、経済活動、悪、から離れています。
ということは、「悪」に備える複雑な仕組みはいりませんね。
シンプルそうですね。
今でも続いている、ということはうまくいっているのでしょう。
自作自演とは無縁な人類の在り方を見せているのかもしれません。
人類の自作自演を指摘してくれる本です。