引用
前略
よく言う「自分を消す」というのは、「白いスクリーンになれ」というような意味なのです。
私たちは死ぬまで世間で過ごさなくてはいけません。
生きるということは、他の生命と関係を持つことです。
その都度、各生命に対して一時的な自分を投影できるようになってください。
後略
上記の文章は下記の本からの引用になります。
詳しくは上記の本の229ページから242ページまでをお読みください。
上記の引用の意味が深くわかります。
引用の
「その都度、各生命に対して一時的な自分を投影できるようになってください。」
これってどういう意味でしょう。
恐縮ですが、ちょっと本を読んだので、私見解説です。
各生命は、自分が投影したスクリーンを見る、ということですね。
投影したスクリーンに、欲や怒りが投影されていたら、各生命はそんなもの見たくないでしょうね。
「自分のことを気にしすぎる」とか、「自分探しをしなくっちゃ」とか、「自分のこういう部分をなおしたい」とか、そういったバリバリの自我の投影も、各生命は見たくもないでしょうね。
観察して、そのつど、そのつど、するべきことをするべきなんでしょうね。
で、最後は慈悲で仕上げれば最高でしょう。
そういったスクリーンなら、各生命が目にしても大丈夫でしょう。
本では
「自分をなおす」のではなく、「きちんと観る」こと、と結んでいます。
スクリーンに貪瞋痴が混ざらないように注意です。