引用
「私は、たったひとつの大事な存在です」と、皆、思っています。だから「私にいちいち、いろいろなことをゴチャゴチャ言わないでくれ」と思っています。
それなのに「でも、私は皆に言いたいことをいっぱいゴチャゴチャ言いますよ」と思うのです。誰もが自分のことを言われると嫌で腹が立ちますが、他人のことなら何の躊躇も遠慮もなく、言いたくなります。
この生き方は簡単に省略して表現できます。人は「悪いのは私ではなく、あなたです」という考え方で生きているのです。
私見です。
うむ、これは自我からくる慢の話ですね。
うむ、慢は最後の最後までまとわりつく煩悩です。
慢を弱めることをしないとですね。
以前、慢について書いてました。
3年ほど前の文章ですけど、なかなかいいこと書いてます。
齢をとるごとに文章が下手になっていきますねえ。
「俺は悪くない、あいつが悪い」とか「自分が偉い」なんて思ったら・・・・。
たぶんそこには、慢が働いてます。
慢が働くということは、変わらない自我があると錯覚してることです。
この行為自体で、自分の自我の錯覚を証明したことになります。
悲しいかな、慢の証明をしまくって生きてます・・・。
ほんと・・自分のことは何も知りません・・・・。
上記の引用は、この本からになります。
とりあえず慢を弱めるためには・・・。
本より引用
「私」も皆と同じ、ひとつの生命
お釈迦様の教えは、「私だけが偉い」というのとは違います。
「私は生きています。他の生命も生きています。私も無数の生命の中にある、一つの生命であると考えましょう」とおっしゃいます。
「自分は、そんな偉そうな存在ではない」と考えるべきです。「私も生きている生き物で、周りの皆も、生きている生命である」と考えるべきです。
中略
ですから、「一切の生命の中で、私もたった一個の生命です」というのが本当です。仏教は、「生命たるものがそんなに出しゃばって、威張るものではありませんよ」と教えます。傲慢にならないように、謙虚でいられるように、自分を含む一切の生命が平等であるという気持ちで生きるようにと、教えます。
アリさんや、ゴキブリさんと同じ一個の生命である・・。
あと生命に対しては慈しみですね。
さて、これで慢がつけ入る隙を防ぐことができるでしょうか?
慢を弱めることができるでしょうか?
やっぱり副読本が必要になるテキストです。