引用
前略
みんな、とにかく比べる。それは、すごい苦しみのもとなのです。
比べる気持ちが入ったら、生きづらいのですよ。「あの人は上手ですよ。この人は下手ですよ。私はこうですよ」と比べたら、どれほど苦しいことか。
その苦しみはみんな、比べること・・慢から生まれるのです。それさえ捨ててしまえば、何のこともないのに。
後略
私見です
以前、西澤先生の勉強会でアビダンマを教えてもらいました、あまりいい生徒ではなく、いまだに記憶が曖昧なところがあります。
でも、仏教用語というか、言葉があることを知ることができました、感謝、感謝です。
言葉の中身まで詳しくはないのいですけど、「あっ、この言葉、聞いたことがある」、聞いたことがあれば、あとは自分なりに調べればいいわけで・・。
で
「慢」です。
アビダンマの勉強ノートには
「他の比較して驕り高ぶること」という意味で
「阿羅漢でないと取り除けない」と書いてありました。
で、「バタバタ」とはためくハタ(たぶん旗のこと)と書いてあります。
うむ、メモが足らなく意味がわかりません。
でも、ハタは外の状況(風で)ではためいたり、動きます。
微妙な風でも動きます。
動くことでハタ(慢)は、いろんな感情を作ります。
苦の原因の一つにもなるんでしょうね。
まあ、この旗を無くすことが仏教の目的なんでしょうね。
慢はいつも持っている微妙な感情で、ほんのちょっとしたきっかけで顔を出す、微妙だから普段気づかない。
でも、慢が原因でいつのまにか「苦」の大火事になっている・・・とか。
微妙なものほど、タチが悪そうです。
ヴィッパサナー瞑想で、細かく観察する練習はこういったときに役に立つかもしれません。微妙な感情を見つけ、それで慢を避けれたらラッキーです。
慢も苦の原因のひとつです、と教えてくれる本です。